記憶喪失―はじめての無我体験その3

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自分がどのような生き物で、

ここがどんな空間で、

今どんな時代で、

今は何月何日 
なのか・・・!?


なんと・・記憶が飛んでいたのだ!!

(この短期の記憶喪失は、今でもこれが最初で最後だ)

なんだ、この部屋は・・・


手の形にすら違和感を感じた・・・。


しかし、



そのことに対し不思議と恐怖感はなかった、




そしてしばらく考えて・・・考えて




濃い霧が晴れていくように、




だんだんと思い出してきた。 




・・・・、




そうだ・・・

自分は、

宿った・・・

地球という星を選び、

肉体という生体システム、

つまり、

ある人間の男女から用意された肉体に宿り・・・育てられた・・・




ああ・・・ 

・・・本当に一生懸命私を育てていた・・・。


彼らは(父・母)は一生懸命僕を育てていた・・・。



僕は彼らに、間違いなく、

愛されて育てられてた・・・。



・・・愛されていた・・・?


なんということだ・・・!?

僕はその気持にちゃんと気付いていなかった・・・

彼らの苦労や悩みに気付いていなかった・・・


ああ・・・なんといういことだ。。



そのことに、

僕は気付いていなかった・・・


・・・・本当にごめんなさい。


ああ・・・他にも・・・僕は、

・・・多くの人に愛されていた・・・。


現在までの経験が、

走馬灯のように、ゆっくりとよみがえってきた。




まず・・・うれしいこと、




悲しいこと、




楽しいこと、




さびしいこと、




辛いこと、




くやしいこと・・・。




経験しながら成長していく過程が、



今現在の自分までの記憶が、

ゆっくりと短時間に、だけど完全に一つずつ再現れた、


そして、
記憶に残る出来事のほとんどが、

「物」ではなく、

人対人の出来事、特に「やさしくしてもらったこと」に対する

嬉しい、愛しい気持ちだった。



そして、こう思った。 




「ああ・・・なんと愛しい人生だったんだ・・・」 


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