本当の視点はどこにある?
前回お伝えしたとおり、今回は私たちがアセンションするためのきっかけとなる、「宇宙を見る視点を変えてみる」方法をご紹介します。
一口に次元上昇と言っても、次元は波動域の分だけ無限にあるのですから、その手応えも無限にあることでしょう。ただ一つだけ言えるのは、アセンションを果たした際には、これまでの人生で見たことのない視点からモノゴトが理解できるようになるので、確実に視野が広がり、それに伴った内面の変化が起こるということです。
見たことのない視点……。それはつまり、本当の自分から見た本当の視点です。では、本当の視点とは、いったいどこにあるのでしょうか?宇宙の根源は、どんな難問でもそのヒントを私たちの日常にちりばめてくれています。宇宙は縁で成り立っていますので、宇宙にとってヒントのないクイズはアンフェアであると、自ら思っているのかも知れません。クイズが大好きな宇宙は、遊び心たっぷりに私たちへヒントを示し続けているように感じます。
本当の視点がどこにあるのか?その答えを遠くのどこかに求めても、見つかることはないでしょう。そう、勘のいいあなたはもうお気づきのはずです。今見えているあなたの視点、これが本当の視点なのです。
地動説?天動説?それとも……。
正確に言えば、今のあなたの視点だけで宇宙のすべてが見渡せていることはないでしょう。しかし、それはただ見えていないだけで、あなたの視点が本物であることに間違いはありません。見えてはいるものの、単に本当のことが感知できていないだけなのです。ですから、映像として偽物を見ることはあるでしょうが、視点そのものが偽物だということにはならないのです。偽物を視点から見ることと、視点そのものが偽物だということは、小さな違いのようですが、全く次元の違う話です。
本物の視点が今のあなたの視点なら、宇宙の中心にあなたがいると思っていいことになります。なぜなら絶対的な視点が定まるということは、A地点に対してのB地点にあなたがいるのではなく、ゼロ地点のあなたに対して、A地点やB地点があるということになるからです。本当の視点があなたにあると認めれば、あなたは周囲と相対して変わるものではなく、絶対的にその場にいて変わりようのない、宇宙の中心として君臨するのです。
さて、その考え方で、現在定説とされる「地動説」を見ていったらどうなるのか?コペルニクスが提唱し、ガリレオが主張して裁判にかけられた「地動説」ですが、もし絶対的な視点が私たちにあるとしたら、「地動説」の意味合いは大きく変わってしまうことに気づきます。
「地動説」とは、太陽を中心としてそのまわりを地球が回っているという説です。それ以前には地球は動かず、地球を中心として天空が回っている、「天動説」が定説になっていました。
前者と後者の違いは、「太陽が中心か」「地球が中心か」ということです。しかし残念なことに、このどちらかの説を支持していては、本当の意味で人間の尊厳を獲得することはできません。それは、絶対的な軸を自分以外のものに求めてしまい、未来永劫、人間は何者かに振り回されるものだと認めていることになるからです。
そもそも太陽系は銀河系の僻地にありますから、宇宙の中心に位置してはいません。ですので、太陽が動かないとする「地動説」は、宇宙の中心を地球とした「天動説」と相対してはいないのです。ということは、どちらが正しいか決めるのはナンセンスであると言え、地球と天空を相対的に解釈すれば、自転していない地球のまわりを、天空のほうがダイナミックに回転していると見ることも可能なはずです。
もっと踏み込んで言えば、太陽であっても地球であっても、宇宙の中心と見るには根拠が乏しいのです。むしろ自分が宇宙の中心であると認めるほうが、もっと簡単です。なぜなら事実として人間は、自分の視点に向かって移動したことがないからです。だからこそ、自分の視点を大切にして、目を見開き、全身で自分という宇宙を感じて、全うすることが大切なのだと思います。
(次回へつづく)
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