自分への興味が扉を開く鍵になる


 
earth1109-thumb-300x212-106.jpg『StarPeople』34号に掲載中の、阿部敏郎さんへのインタビュー記事から、アセンションに近づくヒントを探してみることにしました。

僕も何度となく読み込んだ、3ページにわたる記事なのですが、そのなかには濃い~ソースが凝縮されています。まさに、これは! というキーワードが、目白押し……! さすが阿部さんです。今回はその中から、以下のお話を取り上げてみました。

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(”気づき”を伝えるために)僕は、会う人ごとに言って回るんですけど、みんな引くんですね(笑)。 ~中略~ いまから25年も前だから、スピリチュアルな情報も少なかったもので。そういう中で、自己啓発セミナーと出会うんです。それに参加したときに、見えないものに対して全く興味をもっていない人たちが、プログラミングされた実習の中でだんだん興味をもち始める。そして、自分自身についても興味をもち始める。その姿を目の当たりにして、「これだ!」と思ったんですよ。

*『StarPeople』34号 P38~39より引用

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このお話の中にある自己啓発セミナーについては、阿部敏郎さんの著書『随(かんながら)神』でも触れられています。このセミナーでは、無条件の愛を伝えるプログラムを行っていたはずが、結局は受講生集めというビジネスの手段とすり替えられていた面があるようです。

しかし大切なのは、なぜ阿部さんが「これだ!」と思ったのか、ということです。セミナー前とセミナー後で、受講生たちが体験した違いは何か? この違いが、アセンションに近づくか遠のくかの、大きな飛躍を生んでいるように思います。

それは、自分自身について興味を持つということです。自分への興味とは、自分とはいったい何者なのか? という根源的な問いからくるものです。興味を持てば、自分という謎の扉を開く意図となって、少なくとも扉に手をかけたことになります。うまくいけば、1つの扉が開くことが呼び水となって、さらに次の扉を開くきっかけとなります。

興味とは、知りたいという好奇心から起こるものですし、好奇心ゼロの人というのは存在しないでしょうから、人間誰しもが自分自身に興味を持つことができます。興味そのものを自分に向けることによって、真理のメカニズムが静かに起動しはじめるのです。ちょっとした興味を持つこと、それだけでアセンションへのはじめの一歩が踏み出せるのですから、こんなにお手軽な、そして深淵へと至る魅惑的な冒険へのいざないを、僕は他に知りません!

また、セミナー会社でのトレーナーを経験後、〝いまここ塾〟を主催し、現在多くの人々の支持を得ている阿部さんは、『随(かんながら)神』で主人公Aにこう述べさせています。

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(自分が特別な存在でないことに気づき)それは、他者を自分と同等に認めることができた最初の経験だった。そして、その出来事は、さらに数年後の「大いなる気づき」に繋がる一瞥になった。自分の特別さへの思い込みが消えたことは、同時にそれまで抱えていた人生の重荷を肩から下ろすことでもあった。

*『随(かんながら)神』P15より引用

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上記のとおり、阿部さんご自身の「自分は他人と比べて特別な存在ではない」という気づきが、後々の「大いなる気づき」につながっていったとのことです。また、真理というバランスのとれた場所に近づいたことで、「人生の重荷」を肩から下ろすことができたそうです。

物語で語られる、主人公Aが”自分”に興味を向けた過程は、決してポジティブではないかも知れません。自分に興味をもつことは、決して自分を裏切りはしない。それを、阿部さんのインタビューや『随(かんながら)神』の行間から、垣間見ることができました。また、誰しも究極的には自分を無視することなど不可能だとすれば、アセンションは全人類に約束されたことなのかも知れません。

ブラフマン・リー


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