「鹿島神宮の要石」(前回のつづき)
さて、ようやくこれからが今回ご紹介したかった『要石』。
(長い前置きですみません!)
この霊石は、頭頂部だけが地表に現れていて実は地中深くにまで伸びており、地震を起こす大なまずの頭を押さえつけている鎮石といわれているのです。だからこのあたりは大きな地震がないとか。かの水戸光圀公が7日7晩掘らせてみたが朝になると元通り、いくら掘っても掘りきれずあきらめた…という伝説もあります。
心地よい森の小道をずんずん進んでいきます。冬のマイナスイオンたっぷりの森はすっきりひんやりとした空気でとても寒いのですが、辛くは感じません。
あれかな、遠くに見えるちょっとした広場。
要石のあるあたりに近づくとだんだんポカポカと暖かくなってくるのを感じます。あまりスピに興味のない同行者もやはり暖かさを感じ、「太陽があたってるせいじゃない?」などと言っておりましたが、じゃあ日陰は?「あれ、日陰もあったかい・・・」。
そうなんです。パワースポット独特のあの暖かさはお日様に関係なく、その場所に近づくと、体感温度が3度くらい上がる感じがします。これはどなたでも感じ取ることができるくらいの強さ。
これがその、要石。うわー、ちっさー…と皆さん思うでしょう。しかもお祀りの仕方が地味です。
直径ほんの20センチ程度の小さな石に見えますが、これが地中深くまで続いているのですね。周囲を柵で囲まれていて触ることはできませんが、この周囲はぽっかぽかです。足元からじわじわ、ぐわぁぁぁっと、暖かい波動が立ち上ってきます。
目を閉じて感じてみると。ぐわんぐわんと波のような波動が。たしかにこれが、もしちょっとでも動いてしまったら、大きな地震がおきてもおかしくないと感じるほど、下から湧き上がるような強いエネルギーです。
石の真ん中にくぼみができていますが、お賽銭を投げてちょうどその窪みにコインが乗ると願いがかなうのだとか。私はやりませんでしたが、残念ながら乗っかっているコインはないようでした・・・(笑)
神秘の森に癒され、石のパワーで元気をいただきに、ぜひ一度、鹿島神宮に訪れてみてください。ほかにも御手洗池やら見どころいっぱいですよ。とってもオススメです。
(佳岡美歩)
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