驚くべき内なる小部屋『ハートの聖なる空間』


livingin-heart.jpg
『フラワー・オブ・ライフ』の著者であり、純粋意識や人間の可能性について40年近くも研究している、ドランヴァロ・メルキゼデク氏。
氏の探求や神秘体験には、常に驚かされるが、2作目の著作である『ハートの聖なる空間へ』においても、驚くと同時に、自分の本当の故郷を思い出すような、嬉しい発見の数々が語られている。

 

ものが見える全盲の女性、サイキックな子供たち

本書に登場するエピソードの一つに、全盲でも、本を読んだり、テレビを見たりと、日常生活をなんら不自由なく送る女性がいる。
一体どうしてそのようなことが可能なのか?
 

彼女によると、内なるスクリーンで世界を(実際には世界で起こっていること全てを)見ているのだという。
その不思議な内なるスクリーンの詳細は本書で説明されているが、ドランヴァロ氏は、中国や、メキシコで当時報告されていたサイキック能力を持つ子供たちも、この「内なるスクリーン」の能力を使用していることを後に発見する。

そして、これらの謎や、様々な検証や体験が、「ハートの聖なる空間」へと氏を導くのである。

ハートの中の小部屋

「ハートの聖なる空間は心臓の秘密の小部屋とも呼ばれ、「今ここ」であらゆることが可能となる、時間のない意識の次元です。世界中の古い文献や伝承がこのハートに秘められた特別な場所について語っています。」(『ハートの聖なる空間へ』より引用)

一見、これは「スピリチュアル的」な空間だと思われるかもしれないが、科学的な観点でも心臓にはどうも不思議な部位があることは報告されており、カリフォルニア州にあるハートマス研究所は、心臓は脳細胞を備えていることや、エネルギー・フィールドを形成していることを発見している。

ハートの聖なる空間へ

ドランヴァロ氏は、先住民族からの運命的なコンタクトにより、この神秘的な空間に入る経験をしている。そこは聖なる空間であり、神の創造した全てがある空間である。
その素晴らしい体験は、本書に詳しく述べられているが、この空間へ入る能力は、本来私たちに潜在的に備わっている能力であるという。

氏の開催したワークショップでは、最初は参加者のおよそ半数しかこの空間を体験できなかった。しかし、その体験を妨げる原因が明らかになり、それ以降は、ほとんどの参加者が、「ハートの聖なる空間」を体験することが可能になった。

本書には、「ハートの聖なる空間」に入るためのガイダンス入りの瞑想CDが付いており、また、準備段階として、いくつかのエクササイズも紹介されている。

みなさんもご自分の内側にある「聖なる空間」を、ぜひ探求してみて欲しい。

(編集部)

————————————————————————— 

『ハートの聖なる空間へ』

ドランヴァロ・メルキゼデク著 鈴木真佐子訳

2,415円(本体2,300円+税)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です