第一章(エピローグ)
おお死すべき存在(人間)よ、我が「法」はお前の足元のドアマットのようにずっと存在している。何世紀もの間、お前は「光」のほうを省みることはなかった。それでも私は裁かず、後悔すらしていない。なぜなら、全員に選択の権利が与えられているからである。3次元存在である人間は、「神である私」を選ばなかったがゆえに、今、厳しく責められている。しかしそれは人が創造した行為がわが身に跳ね返ってきただけのことである。神である私の「法」は永遠普遍である。何人たりとも無限に広がる万物についてのこの法則を変えることは出来ない。
人は「法」の結果を得て、「法」による裁きに直面する。この「法」は被造物の「光」によって記されている。我が「法」の前できびすを返したために、今お前は我が「法則」の正反対にある、人間の創造物に直面しているのだ。ゆえに私は散らばった果実を拾い集めよう。私の収穫物の大部分が、私の一部である人間の歴史の記述のなかで、何度も何度も誤って失われてきたことを知っているからだ。私は自分の外套をクローゼットに清浄な状態でかけておけるよう、ついた汚れを払い落とさなければならない。何世紀もの間、自分という存在の内部に私という存在を認識できなかったものは、自らの行為によってふたたび報復されることになる。お前によって表された私の心は、痛んでいる。しかし私は必要とあらば何度でも運命を起こすために回復し、私の部分それぞれが私の原型を全うできるようにしよう。だから、私は自分の家を何度も何度も清める。私の愛は決して損なわれることはない。永遠の光は人のものであり、ただ選択によって、私が与えた選択によって彼のものとなるのだ。
私はお前が話すあらゆる言葉にあらわれる声だ。私は暗闇の中で、お前の耳に道を示す声だ。
お前は私へ向かう小道でつまずく。自己を超えたすべての勝利を育てる内奥の光をお前は見失う。
私の一部となるために、私の行為をお前の行為としてあらわせ。私の愛を内奥へと染み込ませてゆけ。私がお前にするように、他者になせ。
なぜなら私はお前を通してのみ、存在することが出来るからだ。
『7つの光の評議会』
ジョージ・W・ヴァン・タッセル著
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