第一密度では、地球には惑星に植物のみが繁茂していた。地球の回転速度は、華氏110度程度の気温で成長できる巨大植物しか生き残れないようなものだった。
地球は弧の部分すなわち第一密度と第二密度の重なった部分にさしかかると、新しい極へとバランスを調整する。そのため巨大植物は現在の石炭層と化した。
地球が第二密度で安定し始めるとすぐに、宇宙人たちが惑星上に動物を降り立たせた。このことが、ノアの箱舟の物語として古代の記録に書き記されていたのである。
第二密度の気温は華氏104度であった。第二密度に生息していた動物達もまた巨大だった。マストドン(古代のゾウ)や恐竜タイプの動物であった。惑星が第二密度から第三密度に移行するときにこれらが絶滅したのは、第三密度の気温が約華氏98.6度だったことが理由である。
これら巨大動物の死骸の多くは、こんにちではシベリアの氷河に覆われている。このエリアは第二密度の時には熱帯気候だった。このアーク(弧)内で、地球は再び新しい極でバランスを取り直し、華氏104度の生息気温の動物は華氏98.6度では繁殖できなかった。
巨大動物が絶滅すると、アダム人種同盟の宇宙人たちは地球上に人類の植民地を置いた。アダム人種である男性とイブ人種(第二密度の高度に発達した直立歩行の動物で、直前のアークの大異変時に生き残った)の交配によって、地球人類が生み出された。これが地球の第三密度における人類の起源である。イブ人種は絶滅したものの、肉食と破壊的傾向は人類に受け継がれている。
第四密度の気温はおよそ華氏90度であるため、人類は第四密度では繁殖できない。そのためおそらく最初の100年の内に絶滅し、野蛮な人種として混ざっていくだろう。来るべき極反転の大異変で生き残った人類も、次第に死に絶えるだろう。第四密度は人類の破壊主義を受け入れたりはしない。破壊主義から抜け出るという要求に適った者以外は、ふたたびどこか他の惑星の第三密度の12段階目に生まれ変わり、また混乱の中で生きる羽目になるだろう。
密度は、極性を、さらには自転をも反転させる。この図は、それぞれの密度を俯瞰しており、もっとも大きな円周を示している。この図を斜めから見ると、上向きの頂点へ向かうものと、下向きの頂点へ向かうものの螺旋として見えるだろう。
われわれの太陽系は第三密度の最大の円周を通過し、第四密度の一番小さな円周に差し掛かっているところである。そのとき地球では一年が370日周期になっているだろう。
密度と次元を混同しないでいただきたい。密度とは、波動の周波数が変化するときに作られる圧力のことで、次元とはサイズのことである。
次元と密度を混同する人がいるようである。時間は神の元では測ることが出来ない。時間とは密度によって段階的に調整されるもので、後退したり前進したりするものである。もっとも、時間が進んだり戻ったりするのは両極間のゼロポイントを通過するときにしか起きないことである。
『7つの光の評議会』
ジョージ・ヴァン・タッセル著
(西村理 訳)
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