21世紀、絶対に愛されてしまう方法(中編)


lee20110118.jpgドラえもんは生きている

さて、今回から本格的に〝本質的に愛されてしまう方法〟を紐解いていきたいと思います。

まずは愛されているという状況を、簡単に理解するために、多くの人々から実際に愛されているものを例に挙げさせていただきます。そう、例えばマンガ、アニメキャラの「ドラえもん」などはいかがでしょうか。

キャラクターとしてのドラえもんが長きにわたって愛されている理由はなんでしょう?四次元ポケットから次々と出てくる秘密道具の面白さや、曲線を基本としたキャラクター造形、そしてのび太くんの成長を常に願い、サポートし続けるその心意気……。これらの要素が、人気の秘訣なのかも知れません。

もちろんジャイアンやしずかちゃんたちといった、素晴らしい脇役陣の魅力も相まっての人気ではあるでしょうが、ドラえもんの個性及び、作品世界そのものに、多くの人々が共感しているのは間違いないでしょう。

共感とは、共鳴です。共鳴現象が起こるためには、まずは相手が必要です。そして、お互いが同じ周波数をもっていなくてはなりません。さらに、私たちは生命体ですから、発している周波数も生命由来のものだといえます。

アニメキャラやアニメ世界は、私たち人間に影響を与え、人間と共鳴します。これは、考えてみるととても不思議なことです。生命と共鳴するのであれば、アニメも生命のエネルギーを宿している。そういう見方をしてもいいのではないでしょうか?

理解されるには?

つまり、肉体生命である人間も、イメージとしての生命であるアニメキャラも、高い次元から見れば、同じエネルギーとして統合されるということです。人間が料理をするとき、まずはメニューを決めて作業に取りかかりますよね? 人間はまず、頭のなかのイメージで料理を完成させます。その上で、この世の材料を用いて、食べたいものを物理的に具象化していることになります。

最初にイメージがあるわけですから、イメージこそが料理の出発点であると同時に、料理の一部分でもあるのです。アニメにおける生命も、エネルギーと言い換えればわかりやすいかも知れません。イメージの世界にまでエネルギーは広がっていて、僕たちのように肉体をもつ人間との境目などなく、共鳴しあっているというわけです。

さて、話を戻しますが、ドラえもんがみんなに愛されるのはなぜか?

それは、僕たち一人ひとりが内在させているエネルギーと、見事に共鳴しているからです。それも、数多くの人と共鳴しているのです。これが、愛される秘訣を紐解くカギです。

僕たち人間には、一人ひとりに個性があり、物ごとの考え方も感じ方も、それぞれ違います。もちろん、宇宙にとっては多様性を経験することが本来の目的の一つですので、個性はあって当然であり素晴らしいものです。

しかし、あまりに個性的すぎると、他の人から理解されづらい面も出てきてしまいます。いったいそれは何故なのでしょうか?

理解されない、という現象は、理解しづらい形のまま、個性を相手に押し付けているともいえます。例えるなら、キャッチボールをしていて、相手の懐に、ゆっくりボールを投げれば簡単に受け取ってもらえるのに、相手が絶対取れない方向に、恐ろしく速い変化球を投げているようなものかも知れません。その行為には、相手を思いやる愛がないため、結果として愛と共鳴することもないのです。

宇宙の最大公約数

そういった意味で、僕たちがとっても受け取りやすいボールを投げてきてくれているのが、ドラえもんなのでしょう。しかも、時代に左右されずにロングヒットになっている事実を見ると、人間の根源的なエネルギーと共鳴しているように思います。

そして、広範囲かつ長く愛されているということは、愛されるための最大公約数を捉えていることを意味します。先ほどもお伝えしたとおり、生命とは肉体を超えたエネルギーであり、イメージの世界へも浸透していますから、次元を超えたエネルギーの総本山と共鳴すれば、当然のごとく愛されてしまうはずなのです。

では、エネルギーの総本山とは何を指すのでしょう?

それこそが、宇宙の根源です。

宇宙の根源とは、神であり、光であり、愛であるのは、スピリチュアル界では常識となっていますよね?

宇宙の愛は、物理とイメージ世界の差異なく、すべての生命に等しく注がれます。つまり、誰でも受け取れる、最大公約数のエネルギーだということです。愛される秘訣は、愛と共鳴すること、愛そのものであること、これが一番の近道というわけです。

さて、とは言っても〝愛〟として生きるのは難しそうですよね?でも、ご安心ください。誰でもできる、とっても簡単な愛の実践方法を発見しましたので、次回の記事にてお伝えします。

それでは来週、またお会いしましょう。


(つづく)

ブラフマン・リー

 


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