現世利益をもたらすとされるパワースポット『北向観音』


kitamuki003.jpg今回は、長野県上田市の別所温泉にあるパワースポット『北向観音』をご紹介いたします。

長野といえば、「善光寺」がとっても有名ですね。牛に引かれて善光寺参り。東国西国秩父の100の観音霊場をお参りしたら最後に行くべきところと言われています。
ところが、善光寺に参拝するなら同時に、南北向かい合うようにして建てられた「北向観音」にもお参りしなければ、片詣りになってしまうと古来からいわれているのですって。善光寺は来世利益、そして北向観音様は現世利益をもたらすとされます。現世のご利益も大切ですから、これはもう、お参りしなきゃ!

 


kitamuki002.jpgちょっと鄙びた印象の温泉街、別所。昔ながらの町並みがいい感じです。

 

 

 

 

kitamuki004.jpg川沿いにある入観音様への入り口。

階段を下りて川を渡ると、飲む温泉が湧いています。味はちょっと硫黄くさいけど、健康によさそうです。さすが温泉街♪

 

 

 

 

 

 

kitamuki005.jpg5月だというのに、境内にはまだ桜が残っていて綺麗です。

 

 

 

 

 

 

 

 

kitamuki007.jpg手水舎のお水も、温かな温泉です。手をすすぐと、あったかーい♪ もし冬の寒い時期に来ても、ほっこりあたたかく迎えてくれそう。

すでにこの付近からほんわか元気なパワーが湧きだしています(そもそも大地のエネルギーが地上に湧き出している町ですからね)。
また、高台にあるので、空に近いような、ほわあ~んとした飛躍感と解放感に溢れていました。ここでぜひ深呼吸をしてよい波動を吸い込んでください♪

kitamuki009.jpgさて、北向観音というくらいですから、本堂は北向きに建てられています。説明書きによれば、

「本尊は千手千眼観世音菩薩で北斗星が暗夜の指針となるように、この北向きの、み仏は衆生を現世利益に導く霊験があり…云々…」

とあります。ようするに、北斗星のように人々を導く拠り所となるようにとの願いから、その北斗星に向かって建てられたのですね。

また、天長2年の大地震を鎮めるために現れた厄除けの菩薩様というから、なんともタイムリーな時期に呼ばれた気がいたしました。

本堂に上がって手を合わせてみると、何とも人情味あふれた、わかりやすい暖かさに包み込まれます。ぽかぽかと体温があがり、力が抜け、ほっとするのです。「ああ、きっと何もかも大丈夫だな」って。
 
たとえば「戸隠神社」が厳粛な重さで迎えてくれるとしたら、こちらは庶民的なもてなしをしてくれる、暖かな家族的な波動。まるで優しくお布団に寝かしつけてくれるお母さんのよう、とでも言いますか。寂しい時や元気のない時に訪れたら、いつでも暖かく迎えて励ましてくれる。そんな幸せ感あふれるパワーのあるスポットです。


kitamuki011.jpg自分の身体の不調な部位をなでると治してくださるという、びんずるさん。

 

 

 

 

 

 

 

そして、これ! 愛染堂の近くにあるあまりに有名な「愛染カツラ」。

kitamuki012.jpg樹齢1200年といわれる縁結びの霊木です。こんなところにあったんですねー。
縁を結んでくださるかどうかはわかりませんが、にこにこしながら見守ってくれる。受け入れてくれる。そんな優しい老木です。

ちょっとした旅行の際は、ぜひ一度、別所の北向観音さまに訪れてみてください。とってもあたたかな懐かしい気持ちになれますよ。そして温泉につかって元気をいただいてきてください!

 佳岡美歩


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