(前回のつづき)
さて、御参拝。手を合わせて心を開いて身を任せていると、海辺の波と風を感じるような爽やかな波動がながれているのを感じます。
立地は海から少し離れているのですが、海からきた神様ですし、例大祭などのご神事は九十九里浜で行われるみたいですから、当然なのかも・・・。女神様だけあって、どちらかというと繊細なエネルギーなのですが、心がオープンになって、優しくなれるような感じでしょうか。
あ、だから縁が結ばれるのかな? 優しく開放的な心の人の方がモテますものね。
ご本殿から左へいくと、『はだしの道』なるものがあります。玉砂利の敷かれた道を裸足で歩くのです。真夏の強い日差しに焼かれた砂利は、熱いわ、痛いわ。あちっあちちちー! いててててー!!! と心の中で叫びながら、はだしでぐるりと一周しました。短い道なのに、まるで世界を巡ったような、結構な修行をしたような気分です。
周囲には末社の十二神社や、お神輿の入った山車庫、中央の植え込みには不思議な根っこなど、見どころたくさん。
朱い神楽殿と、その横のご神木・いすの木、別名『なんじゃもんじゃの木』。
私の前にそこいた女性たちも、「太陽の向きとは別に、木の方向からあったかさを感じる。不思議~!」とおっしゃってました。
そう、このご神木の温かなエネルギーはどなたでも感じられるようです。そして穏やかな気持ちがよみがえってくるような心地の良さ。しばらく座って、癒されたくなります。
こちらでご親切にお話を聞かせてくださった気さくな宮司さん。もとは東京の日枝神社にいらっしゃったけれども、こちらに来てから、とても強い使命感に燃えているのだとか。
かつては広く立派だった境内や周囲に広がっていた門前町も、いまでは一般に買い取られてどんどん小さくなってしまったことを憂いており。ご自分の代で周囲の土地を買い戻し、栄えさせ、それから廃れてしまったご神事の復活などなど、やりたいことがたくさんあるのだと、熱く語っていらっしゃいました。
目標のいくつかはすでに成し、着手し、でもまだまだこれからなんですって。
熱くなりすぎて何度も入院してしまったとのこと・・・。無理せず頑張っていただきたいものです。
しかも不思議なご縁で、宮司さんのご先祖様がこちらの神社と縁があったことが、こちらに赴任されてからわかったのですって。神様に呼ばれてきたんですね~と感慨深く話していました。
次に来るときにはきっと、もっと素晴らしい神社にしてくださるとおっしゃってましたよ! 前向きな宮司さんのお働きに神様もきっと喜んで、さらにパワーアップし、私たちに大きなご利益を与えてくださると思いませんか?
女性へのご利益が特に強いように感じてしまいますが、そんなことはありません。こちらにある「波乗守り」はサーファーのみならず、皆が「開運の波」に乗れるように、守ってくださいますよ。
ぜひ一度、上総一ノ宮の玉前神社へあなたも訪れて、温かなパワーをいただいて開運してくださいね。
(佳岡美歩)
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