今回は、東京都千代田区にあるパワースポット『神田明神』をご紹介いたします。
江戸の総鎮守であった神田明神は、ビルやマンションの立ち並ぶ街中のちょっとわかりにくい所に表参道があります。ちょっと坂を上っていくと、こんな派手な随神門が！
御祭神一之宮は、大己貴命（おおなむちのみこと）、すなわち『だいこく様』。夫婦和合・縁結びの神様として崇敬されています。
境内左側にいらっしゃる大きな石造りのだいこく様は、ほっとするような波動を出してくださっています。こちらでは優しい気持ちになれるだけではなく、元気がみなぎるようなパワーをいただけます。
二之宮少彦名命（すくなひこなのみこと）・『えびす様』は、商売繁盛や健康の神様です。
そして、一番有名になってしまっているかもしれない三之宮は『平将門公』。命をかけて民衆を守った厄除けの神様としてお祀りされています。神田明神は将門公の首塚があることで有名なので、ちょっとだけ怖い印象がありますね。
実は私も行く前はちょっとドキドキでした。いつもなら、きついパワーや嫌な波動の場所に行くと、ぎゅうっと胸苦しく感じてしまうのです。
でも境内に入っても、ちっとも苦しくない。むしろ清々しいような波動の神社です（ただし、かな～り敏感な方は一応ご注意くださいね）。
さて、こちらの神社で私が一番感じたパワーは、「波」のイメージだったのです。随神門をはいったすぐのあたりで、心地よく海の波に揺られるような、ふわふわとしあわせな心地。こんな街中で波ってなんだろう・・・と不思議に思って随神門をよーくみてみると、青い波が描かれていました。
あとで調べてみたら、二之宮のえびす様がいらっしゃったからなのでしょう。境内に入って左側にこんな不思議な波も発見。
波に守られたえびす様の像だそうです。おー、よくみれば波の中に、小さな金色のえびす様がいらっしゃいました。
さて、毎年６月30日は、半年の穢れを払い浄めるご神事『夏越大祓（なごしのおおはらえ）式』があちこちの神社で行われます。写真は神田明神の去年の大祓式のものです。
名前を書き込んだ紙の人型に罪やけがれを移し、そしてご神職にお祓いをしていただいて心身を浄め、そして茅で編んだ大きな『茅の輪（ちのわ）』を左・右・左とくぐって無病息災を祈願する神事です。
大勢の人々が大祓式に参加しますので、全員でご神職について茅の輪をくぐるのは大変です。ぞろぞろと列になってくぐったら、いったん境内を出て左へ大回り。また境内へ入って茅の輪をくぐったら、右へ大きく回り…、そしてまた左へ大回り。時間もとってもかかりますが、一人で小さくまわるよりも何だか楽しい気分です。
平日ですがもしご都合があえば、ぜひ夏越大祓式に参加してみてくださいね。
もちろん、それ以外のときも都会の喧騒をのがれ、ほっと一息して、元気なパワーをいただきたい方は、ぜひ一度『神田明神』に訪れてみてください。広い敷地内には、銭形平次の碑や屋上庭園などみどころもたくさんありますよ。
（佳岡美歩）
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