無限の可能性を持つ「魂の祈り」(その2)~バイブレーショナル・ライフ


tomy0329_2.jpgここで初めて、祈りは、無限の可能性を持ちます。これが、「魂の祈り」です。
人類は、かつて、この祈りの持つ大きな力の存在を知っていました。この力を、この地球に住むすべての人が取り戻したとしたら、世界は、一瞬で変化するでしょう。

私たちの魂は、「原初の祈り」が作り出している現実の世界がどれほど強固なものであるかを知っています。しかし、それと同じくらいの強固さで、魂はまったく別の現実を祈りによって作り上げることができるのです。

ここでは、祈りの対象物や祈り方は、さほど重要ではありません。自分がどのような状態で祈るかが最も重要になります。
逆の考え方で言うと、「原初の祈り」を唱えた、自分の魂としての存在まで立ち返った状態で祈ると、対象物や祈り方はおのずと明らかになります。

そしてその祈りがこの現実世界で実現するかどうかは、祈り手が現実化を体験することをその人生の中で選択しているかどうかにかかっています。

一人ひとりがそれぞれの形で持つことのできる祈りの時間、それは大きな力を秘めています。その力を最大限に引き出し、現実化する選択を行っていくことで、世界は変わります。

私たちは今、人類の新しい文明の揺籃期にいます。
これから先、なにを願い、現実化し、どんな体験をしていくかは、私たち自身が選択していくことになります。

国という枠組みは、以前ほど強固ではなくなってきています。国や民族の特殊性に執着することは、古いパターンにしがみつくということでもあります。それどころか、これから先は、私たちは地球人である、という枠組みからも解き放たれていくような出来事を体験することになるかもしれません。

同じように、物理的な世界そのものも、変化しつつあります。この世界を構築するすべての生き物や存在がお互いに関わりあう仕組みが、徐々に明らかになってきているのです。「原初の祈り」を前提とした体験が、魂にとって必要かもしれませんし、また別の祈りによる体験、今の世界からすると奇跡的な体験も、可能であることがわかってきています。これは、有史以来、人類が初めて体験する、大きな意識の変化なのです。

昔から言われていることですが、どんなときでも、私たちは、自分自身の本質から離れずにいることが重要です。本質は、常に私たちのそばにあります。しかし、時には、私たちはその本質が見えなくなってしまうような遮蔽物を自分で作り上げてしまうことがあります。それが作られてしまうような方向性に向かわないようにすること、また、仮に作ってしまったとしてもそれをすぐに取り除けるようにしておくことは、自分自身のハートの健全さを維持する上でとても重要なことだと思います。

変化を望む人にも、変化を望んでいない人にも、同じように変化は訪れます。この世界そのものが、変化の波の中に存在しているともいえます。たとえどんな荒波がこようとも、それを私たちは乗り越えていくことになります。どのような現実の瞬間も、祈りによって創りだすことができます。それは、ただ波に身を任せるのではなく、かといって抵抗を続けるわけでもない、第3の道、「魂の祈り」の道であると、そのように思っています。

富田しょう


One thought on “無限の可能性を持つ「魂の祈り」(その2)~バイブレーショナル・ライフ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です