タロット・セラピスト&エナジーヒーラーの風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-清明(せいめい)-万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin54 スターグリフ:イーシュ 数字:2
二十四節気では今年の4月5日は「清明(せいめい)」に入る日。清明とは「清浄明潔」という言葉の略なのですが、草木が芽吹き始めてその種類がはっきりわかるようになる頃のことで、そのくらいの頃の澄みきった空はまさに「清浄明潔」という、明るく清らかな様を言っています。そんな清明の4月5日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin54、「2イーシュ」という日に当たります。2は協力関係、イーシュは魔法を表しますが、暦上は「明るく清らかな日」になるのに対して、この日は少々わがままが出やすい日になりそうです。魔法とは「全てを可能にする」という意味が込められてますが、これは自分の欲望全てを満たすという意味ではありません。マヤの言う「魔法」とは宇宙の意思、神の意志をそのまま反映させる意図のことであり、それはあなた自身が自分の思うように物事をコントロールしようとしているうちは反映されないのです。簡単に言うなら、力によって強要したり支配したりするのではなく、自分にできることは何か? を模索する、奉仕の精神を持つことなのです。それこそがまさに二十四節気の「清浄明潔」だと思いませんか?
この日はマヤの暦でも「清浄明潔であれ」と言っているのと同じだと言えます。けれども、「2イーシュ」の2は調和と対決を表すものでもあり、葛藤を生じさせます。とはいえ、テーマは「調和させること」にあるわけで、葛藤が生じたらいかにそれを調和させるかがカギになります。つまり、「わがままもたいがいにしなさいね」と母親から言われているようなものですね。たとえ話でいうと、楽しみにしていた約束事が中止になってしまったとしたら、楽しみにしていた分だけ残念でしょうし、場合によっては怒りも出るかもしれません。そこで中止になってしまった理由も聞かずに一方的に責めたり、はたまた何とかしてでも約束を守らせようと手を回したりするようなことはしないように、とマヤは言っているわけです。
調和させることというのは、この場合は「なぜ中止になってしまったのか?」と理由を聞いて理解してあげることであり、自分の欲求を何としてでも押し通そうとするのは調和から最もかけ離れたこと。相手や周囲を理解することができたら、巡りめぐってもっといいことが次に起こるかもしれません。「全てを可能にする魔法」というのは、実はそんなささいな日常の中に潜んでいます。自分自身を含めて柔軟に且つ誠実に受け入れることができれば、誠実なエネルギーが循環して思いがけない支援が得られるかもしれないのです。そしてそれこそが魔法と言えるかもしれません。
今このような大変な情勢になって、わがままが通る時ではありません。一人ひとりが「自分にできることは何か?」を問う時であり、様々な形で協力関係を結ぶこと。そしてイーシュは透明性も意味しています。何が正しい情報かきちんと知ることです。「明るく清らかな日」の4月5日、マヤの暦のイーシュと数字の2があなたを支援しています。
(風水優李)
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