運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-清明(せいめい)-万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin5 スターグリフ:チークチャン 数字:5
二十四節気では今年の4月5日が「清明(せいめい)」に入る日です。「清明」とは清浄明潔の略で、晴れ渡る空は明るく澄んでいて地上では新芽が芽吹く頃という意味です。さまざまな花が咲き誇る時期に入る「清明」の4月5日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin5、「5チークチャン」という日に当たります。5は中心、チークチャンは活力を意味するこの日は、「身体を使って自分を表現してみよう」とマヤは伝えています。kin5であるこの清明の日は、数字も5で、チークチャンの該当する数字も5という、5がトリプルになる日です。260の周期が一巡しているのでそのようになるのですが、それだけにやはりテーマは「5」なのですね。
5という数字はマヤンオラクルでは中心を意味していますが、これは自分の基盤を指しています。言うなれば自分の「芯」になるわけです。そして、チークチャンの表している「5」のエネルギーというのは活力を意味していて、これは創造のエネルギーを生み出す力強いエネルギーです。この活力はそのまま肉体を使うことも意味していますから、心のなかでイメージするというような、ふわっとした創造ではなく、例えるなら粘土でこねくり回しながら形を創っていくというような、動きのある創造のエネルギーです。
ですから、この日はそれこそ今の例えではないですが、粘土で自分を表現してみるとか、ダンスなどの踊りで表現してみるなど、できるだけ身体を使って自分を表現してみることを心がけてみてください。歌を歌うなんていうのもいいかもしれません。この日、重要なことは、「体感すること」です。肉体のエネルギーを上手に使うことによって、自分の「芯」にアクセスすることです。何か心の琴線に触れることです。この日のエネルギーは非常に強いので、瞑想のような動作を止めて、ただじっと心に向き合うだけの「静」の作業は向いていません。
ですからこの日は、もし勉強や仕事に煮詰まったりしたら、誰かを捕まえておしゃべりするとか、ストレッチや散歩をするなど、できるだけ肉体を使い、五感を直接刺激する方法を選んでください。この日はこういった直接的な刺激で、内に眠っているチークチャンの活力を呼び起こしましょう。チークチャンは「肉体の叡智」です。いかに自分の内側から沸き起こるような活力を生むことができるか? それにはやはり自分の好きなことに没頭するのが一番なのですが、「好きなこと?なんだろう?」とぼんやりしてしまう人もいるかもしれません。それよりも、チークチャンが教えているのは手っ取り早く身体からアクセスする方法なのです。
臨床心理の世界でも認知行動療法という治療法があります。日常生活の中で何らかの作業をして達成感を得ることによって、自信を持たせたりプラスに意識を向かわせるという方法です。チークチャンと数字の5は、つまりはそういったアプローチを教えてくれているわけです。
4月に入り、まさに花が咲き誇ってくる時期、ぜひ清明の日にふさわしい活力溢れる1日をお過ごしくださいね! 4月5日、マヤの暦のチークチャンと数字の5があなたを支援しています。
(次回は4/20です)
(風水優李)
『 マヤン・オラクル―星に還る道― 』
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円
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