運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-小満(しょうまん)-万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin206 スターグリフ:キーミー 数字:11
二十四節気では今年の5月21日が「小満(しょうまん)」に入る日です。この頃になると陽気も良くなって草や木々も成長し生い茂ってくる時期です。そしてこの日は四半世紀ぶりに日本国内で金環日食が観測できる日です。どうぞこの日のマヤからのメッセージを心に留めながら、金環日食を観測していただけたらと思います。そんな小満の5月21日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin206、「11キーミー」という日に当たります。11は不協和、キーミーはゆだねることを意味するこの日は、シンプルになろう! とマヤは伝えてきています。前回の立夏の日に「みんな仲良くね」とお伝えしましたが、たくさんの人や物事を受け入れた後は、今度はある意味「整理」する時なのですね。例えば新しい出会いがあって、今までにない価値観に出会ったとき、あなたならどうするでしょうか? 素直に共感できるところがあれば共感しますか? それとも本当は共感できるところがあるのに、いやそれはありえないとか、今まで前例がないからムリだとか、いろいろ理由をくっつけて自分の内側の反応を無視してしまうでしょうか。もしくははなから「それはない」と真っ向から否定するでしょうか。
日本人は特に安定志向の強い民族ですから、新しい価値観に出合った時、どうしても最初から否定しがちなのですが、時代の変化と共に意識改革も当然必要になってきます。キーミーはそういった根本から価値観をひっくり返されるような、意識の中の「死」、そして古い価値観の刷新を促すエネルギーです。もしかしたら安定志向型の日本人の私たちにとっては、あまり仲良くなれないスターグリフかもしれません。けれども、古い価値観やこだわりも時には必要なのですが、あまりこだわりすぎるとただの執着になってしまう、だから一旦カラにして、その上であなたにとって何が最も重要か見てみようよ、とキーミーは言っています。そして小満のこの日、数字の11も同じようなエネルギーでキーミーを後押ししています。
数字の11は不協和に映るものに着目せよと伝えています。11のエネルギーは、不協和に映るものはすでに現在適合しなくなってきているものだ、だからそれらは切り捨てるべきものなのだ、と言っています。そうやって不必要な物は捨て、シンプルになることを後押ししているのです。言ってみれば「心の断捨離」です。そしてキーミーのカードを見てください。眠っているように見えますよね。眠っている時、私たちはとても無防備になっています。無防備ということは、全てゆだねているということです。頭の中がごちゃごちゃとしているようなら、キーミーのカードのように、何も考えずに目を閉じて、軽い瞑想でもして頭の中を空にしたあと、何に違和感を感じるか、そしてそれは自分にとってどれだけ必要か、どれだけ重要か? と問いかけてみましょう。
チームで仕事をしているような場合だったら、自分の考えはこの日いったん外に置いて他の人の意見にゆだねてみてください。整理してシンプルになるためにも、この日は「心の断捨離」を目指してみましょう。マヤの暦のキーミーと数字の11があなたを支援しています。
(次回は6/5です)
(風水優李)
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