人間のエネルギーは、常に、人間を取り巻くエネルギー場を通じて、様々なものとつながっていると考えられます。人間の体は、日々、周りのものと互いに影響し合い、互いに共鳴しているともいえますが、その中でも特に生命エネルギーに大きな影響を与えているものが、地球と太陽だと思います。
私たちは朝、昼、晩、どんなときでも、わずかな例外を除いて、地球上ですごしています。地球に住むということは、地球に住む共通意識に同調し、地球のエネルギー体系の中に存在するということでもあります。
地球は、表面から6300kmほど内部に、中心となるコアが存在します。地球のコアに共鳴することは、地球に住む生命体としての存在しやすさを促進することになります。
普段は意識する機会の少ない地球のコアですが、自分とコアとの関係をより密接にしてゆくと、より生命エネルギーが安定し、物理的なさまざまなことがよりたやすくできるようになります。日々の生活に没頭してゆく中では、なにかと地球の表面の事象に意識を向けがちですが、地球の核、コアに眼を向けることで、より安定し、活力のある新しい方向性が開けるかもしれません。
太陽と共鳴することも、生命活動のベースとなるエネルギーを増加させるひとつの方法です。このときも、太陽の核、コアに意識を向けるようにするとより効果的です。地球の表面から太陽のコアまでの距離はおよそ1億5030万キロです。そこに意識をむかわせて、その波動と自分の肉体の波動が共鳴するように、同調していくようにイメージすることで、共鳴が起こるでしょう。
人間の体はつねに、地球と太陽のエネルギーの間にあります。地球上でどのような場所にあっても、雨や雪が降っていても、それはかわりません。人間は本来、体の仕組みとして、地球や太陽のエネルギーに共鳴し、共振する構造を持っていると考えられます。それらをフルに活用していくことで、より多くの生命エネルギーを取り込み、自由に用いてゆくことができるでしょう。
東洋医学では、人体を小宇宙としてとらえることがありますが、その前に、人体は太陽と地球の間にいる存在であるといえます。そう考えると、人間が地球を離れるには、肉体ではなく意識である方が自然なように思えます。
気功の考え方では、生命エネルギーは、今、ここに、無尽蔵に存在しています。それを存分に使うことも、ほとんど使わないことも、完全な自由に託されています。どれだけ多くのエネルギーを取り入れ、使うことになっても、なにも引き換えにする必要はありません。ただそこにエネルギーがあることを認め、それを存分に使おうとするだけで、大量の生命エネルギーを扱うための体内のシステムが整えられ、それが稼動していきます。無尽蔵のエネルギーを、普段は忘れてしまうくらいの自然な方法で、取り入れる方向性を形作っていくことが、重要なところだと思います。
地球上に肉体を持って存在し、太陽と地球の波動を感じながら生きること、それは、地球に生まれて生きている今だからこそできることです。それをただ楽しんでいこう、と、最近はそのように思っています。
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