より多くの生命エネルギーを取り入れる方法 その1


tomy20110128.jpg何年か前に、携帯電話の充電方法について、こんな記事を読んだ覚えがあります。
人体の熱を電気エネルギーに変換したり、空中を飛び交う電波を利用してそれを電気エネルギーに変換したりする技術が研究されているが、まだ実用化のめどは立っていない、と。
ところが最近、その技術があと2年で実用化される見通しとなったという記事を読みました。

携帯電話の充電については、超寿命で繰り返し充電できるリチウムイオン電池の開発が充電技術の発展に拍車をかけ、目下各社が研究している磁気共鳴型非接触充電などもこれからの技術として注目されています。

この、非接触充電も、前述のエネルギー変換も、気功の考え方と照らし合わせると、生命エネルギーの性質や人間の体の機能と、とてもよく似ていることがわかります。

人間の体を、無限の機能と可能性を備えた、ひとつの生命体としてとらえてみます。生命活動を支える「気」は、お腹の中心からやや下がったところにある、気海をセンターとしてネットワークを作り、体の中をめぐっています。一般的には、「気は気海に蓄えられる」といった記載もまれにありますが、ここでは、「気海は体中に張り巡らされた気のネットワークの中心である」という観点で、話を進めていきます。

生命エネルギーを得る方法はいくつかあります。代表的なものは、美味しいものを食べること、幸せを感じたり、美しいと感じたりすることですが、それ以外に、もっとベーシックな方法で、エネルギーを取り入れることが可能です。

余談ですが、物理的なものを食料として取り込んで得られるエネルギーを「氣」、それ以外の、感覚的に取り入れられるエネルギーを「気」と記載してわける考え方があります。文字通り、「氣」の中には「米」があり、「気」の中には「風」が吹いているわけです。漢字の来歴には、たいていの場合、諸説ありますので、一概にどれがもっとも正しいということはいえませんが、個人的に、この解釈はとても気に入っています。漢字の妙、エッセンスが込められた解釈だと思います。

継続的に、より多くの生命エネルギーを取り入れる方法は、呼吸です。人間は、生まれてから死ぬまで、ずっと呼吸を続けています。一日、二万回といわれているこの呼吸は、体に生命エネルギーを取り入れるための重要な行為なのです。

より多くの生命エネルギーを取り込むために、特別な呼吸法があるかというと、そうでもありません。古今東西、さまざまな呼吸法がありますが、一番よいのは自然呼吸です。

では、普通の自然呼吸と、より多くのエネルギーを取り込む自然呼吸との違いはなんでしょうか。それが、『意識』です。より多くの生命エネルギーを取り込んでいる、そしてそれは今後ますます増加していく、という意識をすることによって、より多くの生命エネルギーが体に入っていきます。そして、さらに増加していくと意識することも重要なポイントです。そうすることで、継続的に取り込むエネルギー量の増加が見込めます。

もうひとつ、日常的に生命エネルギーの源となるものがあります。それは光です。光は、どのようなものでも、生命エネルギーに変換できます。もちろん、太陽光がもっとも効率のよい変換を可能にします。朝、昼、と、太陽光や太陽光の反射を眼で受け取るときに、その光に『生命エネルギーが満ちているようなイメージを強くします。そして、それを眼から吸収して、さらにそれが加速度的に光からエネルギーを吸収するような意識をします。すると、あらゆる光を通じて、より多くのエネルギーを取り込んでいくようになり、日を追うごとにその量が増えていきます。

これらは、日常の動きの中で得られる生命エネルギーを増量するための簡単な方法です。

次は、生命エネルギーを共鳴させることで増やしたりすることについて考えてみます。

(つづく)

富田しょう


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