太陽が球体に見えるのはなぜか 7つの光の評議会 第3章

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 バランスを失った陽性の物質はすべて光を放っている。バランスを失った陰性の物質はすべて光を吸収している。立方体は不安定な陽性の物体であり、陰性の物体は不安定な球状である。どちらかの極性が優勢な状態にある間は、一方がもう一方を包含し、もう一方がその一部となる。どちらの極が優勢であるかが、物質が球体になるか、立方体になるかを決定する。

 天文学者が明言するところによると、星のいくつかからやってくる光は、はるか何百何千光年彼方から来ているものであり、その星が燃え尽きていてもなおその光は地球上で観測されるのだという。このことは、光を放っていた物体がすでに存在しなくなってもなお光は移動し続けるという考えに基づいている。この考えは間違っている。星がすでに光を放っておらず、そこにもうないとしたら、その光を見ることは出来ないだろう。

 望遠鏡や肉眼は、見ていないのだ!こうしたものは、光が通過するレンズのシステムに過ぎない。見ているのは心である。目を閉じても、経験したことを描き出すことができる心なのだ。

 「知的精神」と同じ無限の光がすべての原子、星、惑星、そして物質的存在を集める。天文学者が望遠鏡を覗いたり、人々が肉眼で観察したりしているとき、見ることが出来るなら、そうしたものはすべてそこにある。あなたを形作りあなたの心が見ているもの、この瞬間にありながら無限である「宇宙精神」は、そこにない何かを記録したり描くことはできない。

 ネガティブで物質的なビジョンが記録するのは、太陽は丸いものだという、ネガティブで物質的な脳のイリュージョンだけである。こうした限られた物質的ビジョンが記録するものはすべて、太陽周辺にあるフォースフィールドから放たれた第二の光の影響による。

 物質的でネガティブなビジョンが見ることが出来るのは、ネガティブな物体からのポジティブな光の反射、またはポジティブな物体のネガティブな反射だけである。それは球状である。放射層の存在はネガティブな性質を持ち、球状である。そのため、ネガティブで物質的なビジョンが記録するものが、火の玉のようなものになるのである。原初の光のポジティブなあるいはネガティブな光線によって太陽の放射層が活性化されることがなければ、あなたは太陽を物質的にまったく見ることはなかっただろう。

『7つの光の評議会』

ジョージ・ヴァン・タッセル著

西村理 訳)


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