アメリカのヴィジョナリー・アート(幻視的芸術)の巨匠、アレックス・グレイ氏。
ニューヨークシティに常設していた(現在はニューヨーク州ワッピンガーフォールズに移転)、「聖なる鏡のチャペル」から、作品と彼の世界観について語っている動画をご紹介します。
概要のみになりますが、訳を掲載いたしますので、お楽しみください。
“音楽家が音を聞きながら作曲するのと同様に、画家はビジョンを見ながら作品を作ります。 “
“「ガイア」という作品(大きな木が中心にある絵)は、1989年に娘が誕生した時に見たビジョンを元に作成しました。
後になって言われて気がついたのですが、ここには2機の飛行機と、ツインタワーが描かれていました。軍隊の男の横には、ブッシュを彷彿とさせる男性が立ち、その横の男性器はテロの脅威を象徴しています。 “
“神聖な領域から世界を見ると、普段は行くことができない、より高い領域に到達できる可能性が出てきます。”
“「神学者」(真ん中に人物が座っている絵)は、私の瞑想体験で得たビジョンを元に描かれました。メディテーションは、心の中を見る行為です。外界なんて実は存在しないのです。私たちの意識が、映し出しているにすぎないのです。”
” 「聖なる鏡」は21枚の作品で構成されており、肉体、精神、スピリットの領域を通過していく個人的な体験です。
「聖なる鏡」の展示されているこの場所は、いわばこれから覚醒していく人類の子宮です。ブッタは、あなた自身の悟った姿の鏡です。 私は、聖なる領域を描いたこの作品を通じて、みなさんが自分の中の聖なる領域を発見していただければと思います。 “
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『聖なる鏡』
―アレックス・グレイの幻視的芸術―
アレックス・グレイ、ケン・ウィルバー、カルロ・マコーミック 著
秋津一夫 訳
定価 3,129円
(本体2,980円+税)
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