アラン・コーエンさんからのメッセージ~すべての日本の友人たちへ(後編)


alan_2.jpg不景気になってから1年の間、私のセミナープログラムのいくつかはキャンセルになりました。その結果、私はいつもよりも多くの時間をパートナーや家族とともに家で過ごしました。

家族で楽しんだり、クリエイティブな執筆を楽しんだり、屋外で楽しんだり、ヨガや瞑想などの精神的な修養を楽しんだり、より多くの自由な時間という利益を受け取りました。そして少しすると、私はここ数年感じていたよりもずっといい気分を感じていました。私の健康、幸福感、心の安らかさは遥かに良い状態なっていました。

そこで私は気づいたのです。そのキャンセルで生まれた余暇がどれほど大きなギフトだったかということを。私は出かけたりビジネス上の様々な活動から自分自身へと向き直させてもらったのです。そして、景気が徐々に回復し再び忙しくなってきたとき、私は自分自身や家族に対して、自分の魂に栄養を与えるような時間をかわらず取ることを約束したのです。

日本がその傷跡を癒していくまでの間、あなた方はあなた自身、そしてあなたの愛する人と、より多くの時間を過ごすことになるでしょう。またビジネス上の活動においても今までよりペースを落とさざるを得なかったり、しばらく行き詰まりを感じるかもしれません。しかしもしかしたら、そのことによってあなた方はあなた自身の内側と向き合ったり、あなたの存在の核にある内なる強さとつながるためのすばらしい時間を持つことになるかもしれません。
静けさの内なる聖地であなたは、あなたを心地よくさせ、あなたがつぎに踏み出すステップに向けての非常に具体的な導きを与えてくれるような神の声を聞くでしょう。
もしかしたらあなたの人生は新しい方向へと向かって進み始めるかもしれませんし、あなたの今歩いている道の中でより深いレベルへと進んでいくかもしれません。そうであるならばこれは重要な機会となるでしょう。どうかこの機会を上手に活かしてください。
エネルギー不足のため、一部の方は計画停電を経験しているかもしれません。私たち家族がハワイで住んでいる場所では、公共の電力は古くもろいです。そのため時々、数分から数時間にわたる停電が起こります。夜間に停電が起きるときは、パートナーのディーと私はキャンドルに灯をともし、お互いそして犬たちとともに静かなひとときを過ごします。私たちはゆっくりとお茶を飲みながら私たちにとって重要なことを話します。停電が起こるとき、私たちはテレビやビデオ、コンピューターのない夕べをすごせることを歓びます。
そして、わたしたちは、停電が起こるのを待つのではなく、私たちが自ら選んでこんなひとときを時々すごそうと話し、時々実行しています。それは私たちにとってお気に入りのひとときでもあります。キャンドルはとても美しいものです。出来るときにはぜひそれを楽しみましょう。電力会社が提供してくれるより、人生にとって何か大きなものがありますから。

日本では、日本人が足るを知らず強欲だったために、天罰としてこの地震と津波が起きたと言う人がいると聞いています。しかし、これは全く個人的な解釈にすぎません。日本の多くの方々は罪悪感と恥の意識を奥深くに抱えているため、何か困難なことに直面すると罰として受け取りがちだと思います。しかしその出来事自体には意味はなくあなたの捉え方にほかなりません。困難をあなた自身を打ちのめすための言い訳として使うことも出来ますが、あなたをより高めてくれるものとして活用することも出来ます。この経験はあなたが自分自身で考えていた限界を超えて精神的に成長させてくれ、より豊かな方向へとあなたの人生を意味付け直してくれるような出来事として、あなたに気づきを与えてくれるものとなるのです。もしあなたが心開いて他の人とともに参加したり、恥ずかしがるのではなく自分の価値を認めるように修練していけば、この出来事は罰ではなくとても有益な軌道修正となります。
あなた自身に対して、お互いに対して、どれほどこの危機的状況にうまく対応しているのかということを、賞賛しましょう。ものごとが悪く進んでいるときでも信念を持ち続けることが出来れば、あなたが受け取るパワーはより深いところまで届くものになります。ある詩でこんな記述があります。「恐れが扉をたたいた。信念が答えた。そこには誰も存在していなかった。」

また今、人々は放射能のことを心配していますが、この放射能という言葉をむしろ幸福感をまき散らすための気づきとして使ってみましょう。スピリチュアルな愛の放射能が物質的な放射能を打ち消してしまうことでしょう。あなた方は福島にある原発よりもずっとパワフルな原子炉です。言葉よりも態度で示していきましょう。あなたの意識をより高次なところにおき続けましょう。そうするとあなたはよりあなたの意識に同調した状況を引き寄せます。
すべての瞬間は愛または恐れどちらかの選択です。あなたの周りにいる人々が恐れの中にいるとき、あなたの信頼や強さはそういった方々に対する何よりものギフトとなります。暗闇の中にあるとき、あなたが与えることの出来るもっとも力強いサービスは闇を照らす光であることです。他の人がなんと言おうと、恐れの中へと入っていかないようにしましょう。強くいて、信頼していましょう。恐れを手放し、意気揚々とありつづけましょう。これこそあなた方がそうするようにと生まれてきた在り方です。

もしあなたが私、または私が提供しているものに近いセミナーに参加したことがあるならば、あなたは日本がこの危機的状況を乗り切るための術をすでにもっています。
『今こそあなたが学んだことを実践するときです。』
セミナー会場に座って話を聞いているのも1つの学びですし、真実を生きることもまたもう1つの学びです。あなた、またはあなたのような人がこの時期の日本を生きながらえさせるのです。

この困難によって新しい日本が生まれようとしています。第二次世界大戦後どのように日本が復興し経済的に世界の人々を牽引してきたかあなたがたは知っています。今回の挑戦によって、日本はスピリチュアルな側面においてリーダーとなっていくでしょう。
このことを心にとめ、あなた方は頭を高く掲げ、ハートをオープンにして、あなた方の最高の運命に向かって進んでいってください。あなた方はきっと成功し、あたらしい生き方が現れてくるでしょう。私は、あなたが光の存在に代わって行っているすべてのことに感謝しています。あなた方は世界中にいる何億という兄弟姉妹たちからの祈りによって力を与えられています。神と愛の力があなたとともにあります。

祝福とともに
アラン・コーエン
(翻訳 宇井のどか)


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