ノボ・カリプソ
訳:江口聖子
今月の数字を見ると、妙に「13」に目が行きます。思わずドキッとし、たじろいでしまう人も多いでしょう。「ああ、今年は”13″番目の年なんだ」と。西洋人は特に、「13」を不吉なナンバーだと感じます。
が、元々の発生からして、そもそも不吉である、というナンバー/パターンなど存在しません。ナンバー/パターンは、それぞれに異なるエネルギーと共振しているという、それだけのことです。ナンバー/パターンを、ピアノのキーであると想像してください。各キーは、一つひとつ、音符を表します。ひとつの音符には、和音、テンポ、旋律、フレーズが含まれます。音符は奏でられ、美しく調和したソナタや協奏曲を創りだします。が、音符たちは高いオクターブへと移行するのが常です。それゆえ、テンポを駆使してより偉大なソナタを奏でるのか、人生を通じて単音のみに依存するのか、選択することが必要となります。