ミスティカル数秘術でみる2012年12月(後編)


gnobo2012_02.jpgノボ・カリプソ
訳:江口聖子

今月は、全生命への役に立つよう、物質面と精神面のバランスを取るよう求めてきます。2012年12月に関して、別の言い方をするなら「蒔いたものを刈り取る」ということになります。これは「原因と結果の法則」であって、そのパワーは、今月はフルに発揮されます。この世界のバランスを取ろうとするなら、自分自身もバランスのとれた状態となりますし、この世界に不協和音を作りだしていれば、自身にも不協和音が生まれます。

次に「33」を見てみましょう。
この日(2012年12月21日)は、踏みつけにされている人、社会でつまはじきにされている人、弱者、子供、動物、高齢者、マイノリティ、犠牲となっている人々を癒す日です。「33」とはイエス・キリスト、観音、聖フランチェスコ、マザー・テレサのパターンです。
2012年12月21日(12-21-2012)全体としては、最終的には「11/2」となります。これは高次からの呼び掛けであり、内面に抱いている光(真実やイデオロギー)から発せられる導きの光です。この日は、上記のような社会的弱者となっている人々に、地球規模でヒーリングをもたらすよう呼び掛けられます。「11/2」は分離や区別のパターンではなく、世界全体にグローバルに手を差し伸べます。もし2012年12月のエネルギーを維持したいと望むなら、冬至の間、全ての先住民族や社会の犠牲となってきた人々に、ヒーリングを送るための儀式が行われているか確かめましょう。

2012年12月21日は、「預言者の到来」の日ですが、これは、この大地全土において預言、天啓が聞かれることになるだろうという意味です。実際に預言者が現れるかどうかは分かりません。というのも、この時期には私たちは、ペテン師に注意しなければならないからです。最も重要な預言は、愛、赦し、癒し、思いやり、優しさに関することです。これらは、上記のような社会的弱者となっている人々の苦しみの内に存在する理想です。この世界において精神性と物質主義のバランスを取る為には、このような人々を引き上げる必要があります。

物質とは、霊性(スピリット)より蒔かれた種から、物質レベルに具現化した物事を意味します。霊性(スピリット)の種は、悪意のある人々からもたらされる霊性の堕落や腐敗という結果にもなりますし、ハートからもたらされる利他的行為にもなり得ます。
2012年12月は、集団意識を通じてこの惑星に蒔かれ、育てられた種(それが肯定的なものにせよ否定的なものにせよ)が、その最終結果を私たちに提示することになるでしょう。
最後になりますが、「運命/宿命」というのは、「死は破壊や大災害である」ということを意味しているのではありません。これらの語には、全体としての定義が必要でしょう。そこに変容が必要とされる場合、何かが破壊されることがあります。そして大災害とは、もっと大きな有機体(つまり、地球=ガイア)が、ただ惑星全体のバランスを取ろうとしている影響だということです。私たち個人個人はそれを災害だと捉えますが、全体として見れば、それは単にバランスを取り直そうとしているに過ぎません。

(ノボ・カリプソ)

gnoboprofile_new.jpgノボ・カリプソ(GNOBO CALYPSO)さんは、アリゾナ州セドナ郊外在住のミスティカル数秘術士。30年以上にわたりミスティカル数秘術の神聖な叡智を人々と分かちあっています。

ミスティカル数秘術―パターンを解釈する―』

ノボ・カリプソ 著/小松原さおり 訳

定価 3,014円(税込)


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