こんにちは、佳岡美歩です。
今回は、千葉県長生郡一宮町にある『玉前(たまさき)神社』をご紹介します。
玉前神社は上総の国一之宮の格式をもち、平安時代の延喜式神名帳にも記されている由緒正しく歴史ある古社。
ご祭神の玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)は、龍宮(海)からこの地に上がり、姉神の豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)の御子である山の神・鵜草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)を養育、のちにその御子と結婚して初代天皇神武帝を産んだとされています。
子授け・安産など女性の味方の神様であり、温かい人間の縁を結んでくださる縁結びの神様としても信仰されています。
北条政子の安産祈願、徳川家康の寄進、今の天皇陛下もご参拝なさったほど、崇敬された由緒ある神社なのですって。
二の鳥居の手前右横にはご神水を汲める場所があります。口に含んでみると、ちょっと鉄さびのような味が・・・。あんまり美味しいとは言えないけど、このご神水のおかげで願いが叶ったり良い変化があったりと、とても霊験あらたかなのですって。そのため、お水取りでも有名な神社で、方位取りの吉日には行列ができてしまうほどだそうですよ。
まずはちょっといただいて体内を浄化してから、境内で神聖なエネルギーを取り入れ、癒されてくるとよいでしょう。
さて、二の鳥居をくぐって数段の階段をのぼるあたりから、結界の中に入る感覚があります。涼やかで清々しい気持ちになれるような神聖な空気感に切り替わります。
目の前に小さな三峯神社さんが鎮座されてますので、こちらにもぜひご挨拶しましょう(あとで宮司さんにお聞きしたら、その昔、火事をおさめるために秩父から三峯の神様に来ていただいたのだとか)。
右手に朱塗りの三の鳥居。この右側には手水舎と、子授けのいちょう、さざれ石などがあります。
3本仲良く並んだ子宝子授けのいちょう。まず右側の雄株に、それから左の雌株に、最後にまんなかの子供のいちょうに両手で触れ、子宝を願うといいのですって。
では早速、私も触れてみると・・・。雄株は力強くぴしっとしたエネルギー、雌株はちょっと柔らかい感じで、子供のいちょうは小さいのに元気な波動をもっています。
三の鳥居の先の階段をのぼるとご本殿ですが、残念ながらただいま平成の大修理の最中のため拝見することができません・・・。黒漆塗り権現造りの格好いいご社殿なのですが、完成予定は平成25年だそうです。
(後編へつづく)
(佳岡美歩)
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