2008年に大ブームを巻き起こした『ザ・シークレット』から2年。うまく引き寄せられた人も、うまくいかなかった人も、そろそろ「次の段階」に差しかかっている頃だろう。
すなわち・・・引き寄せの法則の仕組み自体をもっと知りたい、引き寄せの法則を継続的に日常生活にうまく応用するにはどうすればいいか、といった、より深い、あるいは実用的な疑問に対する答えを見つける段階に来ているのではないだろうか。
『サラソロ』流 引き寄せ学とは？
チャネリングの金字塔といわれる古典的名著『セスは語る』に大いに影響を受けたというエスター＆ジェリー・ヒックス夫妻。
二人は『ザ・シークレット』初期バージョンの出演者でもある。
この夫妻が、引き寄せの法則を誰にでもわかりやすく、しかもきちんと理解したうえで簡単に実践できるようにと書き下ろした物語形式の本が、『サラとソロモン』だ。
サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
この本に書かれている、「引き寄せの奥義」ともいえる重要な部分の一部を、ご紹介させていただこう。
【味わい愛でる】
内気で不器用な少女サラは、森で出会った不思議なフクロウ・ソロモンから、幸せにつながる生き方のアドバイスを受ける。ソロモンに言われるままに「日常を味わい愛でる生活」を始めて、次第に日々の生活が変わり始めるサラ。
※味わい愛でるというシンプルな行動こそ、常にポジティブなものを引き寄せられる良好な状態を維持するわかりやすいコツなのだ。
【心の扉を開いたままにして、幸せの流れにつながっている】
「苦しみの鎖」 に繋がったままの人生に別れを告げ、 心を開いて「幸せの流れ」に身を任せる。そうすると、人生は驚くほどすばらしいものに変わっていくのだ、とソロモンは言う。
※自分を取り巻く世界を完全に信頼し、恐怖から自由になるための生き方を端的に表すと、「心の扉を開いたままにする」という行動になるのだといえる。
「味わい愛でる」、そして「心の扉を開いたままにする」。この二つを念頭においておくことで、引き寄せの法則はかなり効果的に作用し始めるといえる。
【楽しむ！】
しかし、日常生活には、なかなかそうもいかない気持ちが切り換えにくい状況があったりするものだ。本書には、そういう苦手分野に出くわしたときの緊急対策ももちろん書かれている。
ソロモンは、サラが日々の悩みを相談するたびに、必ずこう答えるのだった。
「絶好の練習の機会がたくさんあってよかったね」
「楽しんでごらん！」
※これこそ、いついかなるときもすべての中に良いものを見出す、万象肯定の姿勢だ。
以上、ざっと見てきたとおり、本書には、重要なヒントがきわめてさりげなくちりばめられており、読むことで、自然に引き寄せの法則の発現にブレーキをかけていた悪しき習慣を見極め、別れを告げることができるようになっているのである。
さらにソロモンの言葉は、願望実現の枠を超えた、魂の永遠性についての教えへと続いていくのだが、それはまたの機会に。
サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
（編集部）
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