日本でもベストセラーとなった『ザ・シークレット』の続きとされ、世界23カ国で発売・話題となっている『ザ・メタ・シークレット』(角川書店)の邦訳が、このほど発売された。それに合わせ、著者であるメル・ギル博士が来日。12月17日には代官山でトークイベントを行った。
映画心理カウンセラーのコトブキツカサ氏を司会に、コラムニストの辛酸なめ子氏をゲストに迎えたイベントでは、『ザ・メタ・シークレット』をわかりやすく紹介。引き寄せの法則といっしょに働くという”7つの法則”がメタ・シークレットなわけだが、この7つとは①思考の法則 ②投影の法則 ③バイブレーションの法則 ④極性の法則 ⑤リズムの法則 ⑥両性の法則 ⑦原因と結果の法則、である。自分のほしいもの、望むものが明確になったとき、実現するのに役立つのがメタ・シークレット。その手法が詳しく記された『ザ・メタ・シークレット』は、まさに『ザ・シークレット』の実践書なのである
ギル博士は臨死体験を経て、命の大切さ、人生の素晴らしさを知ったという。その上で「見たいものを見て、経験したいことをして、今ここで幸せでいましょう!」と言う。メタ・シークレットは、そのための手助けとなるものでもある。
博士は、多くの問題は、愛をほしいと思うことにあると言う。「愛はあなたの内側から出てくるもの。内側に何もなければ相手もそれを感じられないし、引き寄せた相手があなたを幸せにしてくれるとも限らない」。なるほど、それは納得。「だからあなたが、自分の人生を魅了する人にならなきゃいけない」と言う。だから、メタ・シークレットでなりたい自分になればいいということ。
また、みんなに好かれなきゃいけないという強迫観念について博士は、「実験では、40パーセントの人があなたを気に入らないと思っている。誰かがあなたを嫌いと言っても、好きだと言う人に意識を向ければいいだけ。そういう考えを提供するメタ・シークレットは、あなたを正気にさせるもの。これはマジックではなく、ハートに働きかけるものなんです」と言う。一見難しいと思われるメタ・シークレットも、こう言われるとわかりやすい。
イベント後半には、辛酸なめ子氏が「2012年12月に地球は滅亡すると思っていたので先のことは考えていませんでしたが、今日のお話を聞いて、モチベーションが上がりました」と、持ち前のゆるいテンションでコメントしていた。
ギル博士は来年2月には再来日し、セミナーも開催するらしいので、まだまだ『ザ・メタ・シークレット』は話題になりそうだ。2月28日に発売されるスターピープル44号では、メル・ギル博士のインタビューが掲載されるので、こちらも楽しみにお待ちいただきたい。
(スタピ編集長)
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