「引き寄せの法則」と聞いて、どんなイメージを持つだろうか。
世界560万枚という脅威の販売数を持つ『ザ・シークレット』DVDが2008年に日本でもリリースされた
際は、「思ったことが実現する」というとてもパワフルなメッセージに、強く惹きつけられた人は多いはず。
でも、その後数年経ってみて、「結局、思うように引き寄せられないで終わってるなあ・・・」という挫折組も意外と多いのではないだろうか(筆者もその一人だ)。
その悩みは、「引き寄せ」のある重要な側面に気づくことで解消できるかもしれない。
チャネリングの金字塔ともいえる名著『セスは語る』に強く影響を受けたというエスター&ジェリー・ヒックス夫妻。『ザ・シークレット』初回版にも出演しているこの二人が書き下ろした物語『サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣』から、その重要な側面を見つけてみよう。
サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
この物語は、内気な少女サラが森でであった不思議なフクロウ、ソロモンとの対話を通して、ほんとうに幸せな生き方に目覚めていくというお話だ。
ソロモンは、サラの成長を見守りながら、サラの質問に的確なアドバイスを与えていく。
たとえば、こんな風に・・・
「君がおぼれることなんかありえないということを、忘れたのかい?」
「『欲しくないもの』を突き止めよう。いやな感じがするからわかる」
「逆に『欲しいもの』を突き止めよう」
「『欲しいもの』について話したり手に入ったらどんな感じがするか?その実感を見つけよう」
さて、普段自分の考えていることを、立ち止まってチェックしてみてほしい。すると、自分がどれだけの時間を、未来への心配や、不満、批判などネガティブな思考に費やしているかに気づき、愕然とするだろう。
ソロモンはさらりと語っているが、これこそが、引き寄せの法則が思うように働かない主な原因の一つではないだろうか。
『欲しいもの』を想像(創造)する前に、いかに『欲しくないもの』を想像(創造)してしまっているかに、気がつかないと、引き寄せの法則がうまく活用できないということだ。
さらにソロモンは、引き寄せの法則の奥に横たわるより深い意味について話し始める。
サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
(つづく)
(編集部)
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