ミスティカル数秘術でみる2011年11月「ハートからの呼びかけ」(前編)


gnobo1101_1.jpgノボ・カリプソ
訳:江口聖子 

西洋占星学はプロセスです。星座は一つひとつ、それぞれのプロセスを持ち、そのプロセスに従って推移します。牡羊座から魚座まで、それぞれで進化の為のさまざまな出来事が起こります。ですので、ホロスコープで説明されている自分の星座の特徴だけに固執し、固定的になっていてはいけません。黄道十二宮と自分の星座の辿るプロセスが、蓮の花のように美しく開いていくことができるよう、妨げないようにすることが大切です。

西洋占星学は、私たちが生きている10億分の1秒ごとに推移しています。星や惑星からは、高次のエネルギーが放射されており、私たちの中を通り抜けていきます。その高次のエネルギーの中で、チャンスが花開くに任せなければなりません。推移のプロセスにおける高次の配置/配列の中に自分を置いてください。

現在の占星学的な推移と運動を、ミスティカル数秘術的にナンバー/パターンを通じて解釈してみましょう。

現在、私たちは総体的に水瓶座の中を推移しています。これは「22」、すなわち「マスタービルダー・マニフェスト=具現化のマスター」と見なすことができます。これは全能のハート・エネルギーです。水瓶座はまず未来を見つめます。それから、人類の意識を上げることに目を向けます。このプロセスでは、自己を受け入れ、自己の魔術的な力を全体の中で顕現させます。そして、他の人たちも同じようにできるよう、人類全体を引き上げます。

水瓶座は予言的で、魔術的で、個人的なプロセスであり、その目的は他者を愛することができるよう、自己を積極的に愛することです。「22/マスタービルダー・マニフェスト」は、古い段階的推移を破壊し、人生、生命、社会に新たなプロセスを創造します。それにより、自己を個別化しながらも集団と調和し、帰属、統合、内包が可能となります。これは愛、友情、そして私たちの周りに存在する高次元のエネルギーと繋がることで、達成されます。現在私たちは、全体を包み込んでいる水瓶座のバイブレーションに強く影響されています。特に「昭和」の人々は、「個」としての自分を再構築する為に、このバイブレーションからの充填を受けます。

一見すると、2011年の11月は「11 11」と見えます。しかしながら、「11」と「11」の間には、「2」が存在します(訳注:原文では「2011年11月」は「November 2011」、すなわち「11, 2011」の順で表記されています)。つまり、「11 2 11」となります。そしてこのパターンは、「24/6」(11+2+11=24)となります。が、2011年11月で最も重要なバイブレーションは、「11/2」に存在する「2」です。「11/2 2 11/2」というように、「2」が互いに結びついています。2011年11月には、全体を流れる水瓶座の影響があることが見て取れることでしょう。

水瓶座の中心に存在するのは、「22/マスタービルダー・マニフェスト」のパターンであり、それは「シバ」または「シャクメット(ライオンの頭を持つエジプトの女神)」と同様のエネルギーです。シバもシャクメットも、古いものの破壊と新しいものの創造を象徴しています。これは創造者/破壊者のパターンです。私たちは水瓶座の運動の中にいますので、ドグマ的で時代に合わなくなった、古い凝り固まった、支配的な父権的権威は破壊され、思いやり、内包、魔術的な力、直感、統合を通じて、新たな構造が建設されることになります。

(後編へつづく)
(ノボ・カリプソ)


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