ミスティカル数秘術でみる2012年7月(前編)


mystical201207_1.jpgノボ・カリプソ
訳:江口聖子

2012年7月は、2012年の持つエネルギーを倍増させます。2012年7月は、7+5(2012)=12(*訳注:米国では日付表記はMM/DD/YYYYの順なので、2012年7月は「July 2102」となります)、つまりもうひとつの「12」となるからです。とはいうものの、注目すべきは「7」で始まった流れが「5」と合流し、「12」となっている、このトライアドの動きです。

2012年7月をただ「3(1+2=3)」の月として見るのではなく、「12」の持つ神聖さと学びを知り、受け容れることが重要なのです。どうしたらいいのかを知るには、この「12」がどのようにして「12」となったのかを見れば分かります。2012年7月は、「7」の道筋を通って、「5」と合流しました。

まず、7月の「7」を見てみましょう。
「7」は、感情を表すナンバー/パターンであり、「水」のエレメントと関連しています。「7」のエネルギーに内在する性質は、「特定の分野で、専門的により高いレベルを追求する」ということになります。つまりある状態から別の状態へと上昇することを意味します。「7」は神聖なパターンですが、それはこのパターンが物質的な有形の世界から、スピリチュアル/不可視の世界へと引き上げてくれるからです。
これをどのように見るのか。ひとつの見方としては、「ナンバーの旅」を理解することです。

「0」はヴォイド(空)、境界のない無限の世界です。
「1」「2」「3」は、個人の自己実現。
「4」「5」「6」は、他の生命体と協力して事業/活動を行うこと。
「7」「8」「9」は、霊的な内的進化を遂げることで、外部にも進化と発展をもたらすことを意味します。

私たちは個人として、自己を他者から区別し(「1」「2」「3」)、次に他者と協力する事を学ぶと(「4」「5」「6」)、天界/霊界に触れることができる段階に入りますが、「7」はその最初のステップとなります。「7」は、高次の真理のみを志向するがゆえに苦悶を伴うため、感情を表す水のパターンなのです。

このパターンは通常、孤独、瞑想、分析、研究および調査といったことをもたらします。私たちの内には、宇宙と互いに繋がり合っている、目には見ることのできないスピリットが存在します。私たちは物質的な有形の世界で自分自身を確立しますが、それはスピリットの世界を知るべく、物質世界から飛び立つことが目的です。多くの場合、この旅を始める時には、かなり不安で心もとなく感じるものです。しかしながら、宇宙という織物の中にあって(あるいは宇宙の法則の中で)、自分とはどのような存在であるのか、自分自身を知らなくてはなりません。

(後編へつづく)

 


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