ミスティカル数秘術でみる2012年9月(前編)


gnobo201209_1.jpgノボ・カリプソ
訳:江口聖子

自然はバランスをとって存在しています。私たちはそれを学ぶ為にこの惑星にやって来ました。が、どのようにバランスをとるのかということは、私たちの選択に任されています。
絶対的・完璧なものを獲得するのは不可能です。四大基本元素(地・水・火・風)のエネルギーを通して、自己の調和を図ろうと追及するのが、私たちにできる最良のことです。そこには決まったルールはありません。教義もないし、特定の方法があるわけでもありません。あるがまま自己の真価を認め、自己を受け容れるだけでなく、他者との調和をどのようにとっていくのか、その方法を自分で見つけなければならないのです。

2012年9月はカルマ的な月です。それは2012年9月が「14/5(9, 2012=5, 9+5=14/5)」となるからです。これらの各ナンバー/パターンの振動はどれも強いのですが、この3つのパターン全てが同等にバランスをとっている必要があります。

カルマについてよく言われるのは、「自分のした行いは、廻り廻っていずれは自分に返ってくる」ということです。西洋人の多くは、カルマをこのように捉えています。また西洋人は、「因果応報」とカルマとを同一視してもいるのですが、これは正しくありません。カルマを「因果応報」と捉えて、天罰のような報復や復讐を求めても無理ですし、そのようなものは存在しません。カルマとはそういったものではなく、どちらかというと色のスペクトラムのようなものです。

私たちがどのような状況にいるのであれ―ひとりでいるのか、誰か愛する人といるのか、あるいは人混みの中にいるのか―私たちは常にカルマの中に存在しています。
私はカルマを色のスペクトラムであると考えます。スペクトラムの一方の端には、白、ラベンダー、ピンクといった薄い、明るい色があります。逆の端には、グレーや茶色、黒といった暗い色があります。その間に多くの色が存在しています。明るい方の色は、思いやり、理解、受容、寛容さと親切心を意味します。カルマは、私たちが今、この瞬間に表現している色の中に存在します。

全ての数字には、各々対応する色、音、文字があります。数字、色、音、文字は、ある特定のバイブレーションを解釈したものといえます。誰とどんな状況にいるにせよ、私たちは「明るい」色の中で、互いにコミュニケーションを取りたいと望むのではないでしょうか。逆に、誰かのことを決めつけたり、批判したり、怒鳴ったり、またはその人の意に反することを無理強いしたりして、意図的に誰かを害したいと思う人はいないのではないかと思います。そのような行為は、「重く、暗い」色をもたらします。

全ての存在はエネルギーの振動なのですから、カルマとは、私たちが使っているエネルギーの振動ということになります。一人でいるときでも、私たちは周りに存在する他のエネルギーと共に振動しています。誰か愛する人と一緒にいるとき、その場のエネルギーの中で、その人と共振しています。そして、動物や植物や水など、いくつもの物といるとき、私たちはそれらの内部で振動しているエネルギーと共振します。それゆえ、私たちはこの瞬間、瞬間に自分が表現している色を意識する必要があるのです。

(後編へつづく)

(ノボ・カリプソ)


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