ミスティカル数秘術でみる2011年12月~「16/7」のスパイラル(後編)


mystical12_2.jpgノボ・カリプソ
訳:江口聖子
 

12月というのは忙しい時期です。冬の休暇を目前にした派手で楽しい雰囲気に、私たちはつい、自分の中のスピリチュアルな部分を片隅へと追いやってしまいがちです。あちこちで喜びを共有し合い、素晴らしいセレモニーが行われてはいるのですが、日々の生活とのバランスを取るのが難しく、それで「16/7」は個人個人の中でスパイラルとなるのです。

スパイラルは常に、より高次の周波数へ、より高いオクターブへと融和しようと試みます。この12月は、私たちは高次のバイブレーションである「7」を求めることになるでしょう。「7」がもたらすのは、神聖さ、霊性、祈り、静寂、教え、古代人、賢人、宗教であり、この大量消費社会の物質主義から私たちを引き上げます。

今月は神聖な月です。全ての生命を大切にして尊重し、心を開き、自分自身と他の全ての人に感謝する時です。私たちは「7」のエネルギーの高みに自分を上昇させることができるよう、「16/7」のスパイラルのバランスを取らなければなりません。この素晴らしいスパイラルのバランスを取るには、私たちの周りに存在している「1」と「6」両方のパターンに、等しくエネルギーを注ぐ必要があります。

まず「1」を見てください。「1」はモナド、創造者、パイオニア、変革者、ガイド、自立、教師、実行家、管理/経営能力を表します。このエネルギーは外に向けて表現されるべきですが、常に四六時中というわけではありません。というのは、「6」(=ヘキサド)のエネルギーが存在するからです。「6」は、思いやりをもって他者へ奉仕することを意味します。私たちは「6」のエネルギーの中に生きなければなりませんが、これもまた、四六時中ずっとというわけではありません。他人へ奉仕ばかりし続けた結果、自己弱体化を招くことがあってはいけないのです。何故なら、私たちは「7」のエネルギーとバランスを取る必要があるからです。私たちは自分の思考をクリアにする為、一人で過ごす時間を持たなければなりません。自分の内側、自己を分析し、抱きしめ、自分が自分であることを楽しみ、ありのままの自分を正当に評価して、自分の周りに存在する高次のエネルギーに敬意を持たなければならないということです。特に、水の周りで時間を過ごし、たくさん水を飲み、水に癒されてください。

全てのエネルギーがそれぞれに均衡が保たれているべきで、どれか一つのエネルギーだけに生きて、他のエネルギーが抑えられていてはいけません。
2011年12月は、高次元とのコミュニケーションを覆っていたベールが取り払われます。これらのエネルギーに対して、オープンになりましょう。毎日、毎週、「16/7」のエネルギーのバランスを取り、内なるスパイラルの均衡を図るなら、私たちは高次のエネルギーに宿る真理に対し、自らを開くことができるでしょう。そしてそこから得られる2012年へ向けての恩恵は、非常に大きいのです。全ての生命体は、私たち全てに向けた同胞愛を形成しています。私たちはその複雑な価値観を内包する時代へと移行しつつあるのです。

(ノボ・カリプソ)

Gnobo.jpgノボ・カリプソ(GNOBO CALYPSO)さんは、アリゾナ州セドナ郊外在住のミスティカル数秘術士。30年以上にわたりミスティカル数秘術の神聖な叡智を人々と分かちあっています。

ミスティカル数秘術―パターンを解釈する―』

ノボ・カリプソ 著/小松原さおり 訳

定価 3,014円(税込)


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