ミスティカル数秘術でみる4月のトライアドの動き(前編)


gnobo201204_1.jpgノボ・カリプソ
訳:江口聖子

プラトンは「宇宙霊魂」について説明している中で、この惑星には、惑星のエネルギーを創造している120個の三角形が存在すると述べています。これはグリッドまたはレイ・ラインと考えることができます。

微生物は生命を創り出します。この最も小さな小宇宙に目を向けると、全ての有機生命体に映し出されている原理が幾つか存在しているのが分かります。例えば、微生物は生態的地位(自分の生存に最適な条件が揃っている場所)を探し求めます。

私たちも同じです。微生物は自ら形を変え、変容し、自己組織化を行います。私たちも同じようにすべきです。微生物は、他の微生物と一緒になって、新たな生態的地位を創り出します。またはより大きな生態に加わります。私たちも同じです。微生物はより偉大なものになる為に結合します。私たちも同様にすべきです。

私たちは地球(ガイア)において、自然の原理に支配されています。ですので、この原理を理解しておく方が賢明です。何故なら、そうすることで私たちが「スピリット」と呼ぶところのものをより良く理解できるからです。例えばある微生物という存在は、その生物内でのエネルギーの動き(またはバイブレーションの振動)が最終的な結果として現れたものです。このエネルギーを「スピリット」と呼ぶことができます。

私たちの惑星、地球(ガイア)は三次元世界であり、重力と相対性をめぐって回転しています。ここは最も重く、最も低い次元です。重力が重くのしかかり、ゆっくりと日常のルーティンをこなしながら進むしかありません。

この惑星では、エネルギー(バイブレーション/スピリット)が物理的に顕現させる事柄は、常に瞬間瞬間に起こる変化に左右されています。それゆえ、固定的なもの、確立されたもの、絶対的なものは何一つ存在しないのです。全てはずっと継続的に動いているのですが、これは波動周波数に起因しています。物理学者はこれを「クイッフ(量子波動関数)」と呼びます。これが意味しているのは、未来に向けてより大きな可能性を手にする為に自己組織化を行うには、今、この手元にある瞬間を受け容れ、抱きしめることが必要なのだということです。

が、この常に変化し続けている世界には、秩序が存在します。それは原理と呼ばれます。この秩序は、神聖幾何学にも見出すことができます。神聖幾何学は固定的ではなく、拡大の余地が存在します。神聖幾何学の形状が創り出すのは、比率と美学です。その形状は固定的ではないものの、そこには秩序が存在しています。神聖幾何学は全て、黄金の「φ(ファイ)」を持ちますが、それは二者間の固定的な比ではなく、割合/比率だけを表します。それゆえ、私たちが神聖幾何学に取り組むとき、それは常に変化を続けているこの宇宙に、秩序をもたらしている割合/比率に取り組んでいるということになります。宇宙は数多くの波長、クイッフ、バイブレーションに満ちています。これはある物質的な状態ではなく、割合/比率として存在していますので、私たちはこれらの形状の中で振動することができるよう、自分自身を引き上げることができるのです。

(ノボ・カリプソ)
(つづく)


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