マヤンオラクルと二十四節気【2012年10月8日(月)】


cimi_blog.jpg運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-寒露(かんろ)-陰寒気に合って露むすび凝らんとすれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin86 スターグリフ:キーミー 数字:8

二十四節気では今年の10月8日が「寒露(かんろ)」に入る日です。寒露とは冷たい露の結ぶ頃という意味で、暦上ではそろそろ秋の長雨が終わり朝晩が寒く感じられるようになってくる頃です。そんな10月8日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin86、「8キーミー」という日に当たります。8は調和の共鳴を、キーミーはゆだねることを意味するこの日は、「こだわりを一旦捨ててみよう」と、マヤは伝えてきています。自分の大切にしているポリシーやこれだけは譲れないという信念のようなものは、自分の個性を作る要素としては大事な物なのですが、時にそれにこだわりすぎて行き詰ってしまうということも起こります。あなたは最近自分に否定的なことを耳にしたことはありますか? 自分を否定する言葉は非常に受け入れ難く、聞かなかったことにしてしまいたいですよね。でもそういった言葉の中に、まれにキラッ!と光るあなたへの大切なヒントが隠れていることがあります。そういう耳の痛いことを聞いた時、すでにあなたはもうそろそろ次のステップへ進む時期が来ているというサインなのだとキーミーは伝えています。

キーミーはゆだねるとか解放、そして死を意味していますが、これは変容のプロセスとして最も辛い段階を意味しています。つまり、本当ならば体験したくないことだけれど、時にはそれを受け入れるしかなく、けれども物ごとは粛々と進んでいく・・・どうしても抗えない自然のプロセスにゆだねる以外に方法がない時もあるわけです。そんな時に執着したり抵抗したところで余計に辛くなるだけで、空回りする一方です。キーミーは「いろんな声を聞いて、現実をきちんと直視しなさい」、そして、「どうにもならないことでもそれは受け止める以外になく、けれどもその現実は、あなたを今までとは違う形へのシフトへと促してくれるでしょう」ということを言っているのですね。

そういった否定的なことを、ただの嫌なこととして横に置かずに、これは今の私に必要な声なのだと、謙虚に受け止めてほしいのです。そういった声や今まで会ったこともないようなタイプの人こそ、この日のあなたに必要な人です。嫌だなと感じても、なぜそれが今起きているのか? という一段高い目線で受け止めて下さい。そして抵抗せずにゆったりと瞑想してください。どうなるかなんて考えず、ただゆだねるのです。それが数字の8の示す「調和の共鳴」へ繋がります。自分のこだわりや意見も、それに対する反対の声も、いったん同じ器に入れて、そしてミキサーにかけてみるのです。いったいどんなミックス・ジュースができるでしょう?

どんな味になるかなんてあなたにはわかりません。ただ出来上がったジュースを飲んでみればいい。それがゆだねるということです。案外美味しいかもしれませんよ! 例えて言うなら、そういうことです。ゆだねた結果の答えは後からついてくるよとマヤは教えています。寒露のこの日、進んで苦言を聞いてみましょう。マヤの暦のキーミーと数字の8があなたを支援しています。

風水優李
(次回は10/23です)

 


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