運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-立春(りっしゅん)-春の気たつを以て也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>
kin202 スターグリフ:イーク 数字:7
二十四節気では今年の2月4日が「立春(りっしゅん)」に入る日です。この日から立夏の前日までが春になります。まだまだ寒い日が続く毎日ですが暦上ではもう春なのですね。そんな立春の2月4日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin202、「7イーク」という日に当たります。7は神秘の力、イークはインスピレーションを意味するこの日は、「気の向くままに過ごしてみて」とマヤは伝えてきています。マヤンオラクルのカードのスターグリフ20枚と数字13枚はそれぞれに独立した要素のカードですが(この2種類のカードを組み合わせたものが神聖暦ツォルキンを成します)、実は似た内容の組み合わせになることがしばしばあります。この7イークというのもその一つで、どちらも霊的な要素の強い組み合わせです。
イークは風を表し、直観を意味します。数字の7は神秘の力を表し、これは神(宇宙)との繋がりを意味するものです。つまりこの春の訪れを知らせる立春のこの日は、頭でごちゃごちゃ考えないで自分の直観を信じて、思うがまま、気の向くままに過ごすことが強調されたエネルギーだということが言えるわけです。イークは風、息吹です。まさに春の訪れ、息吹を感じるかのごとく、自分の感覚を研ぎ澄ましてみることがこの日のテーマです。
数字の7は神との繋がりを意味していますが、これは何が起ころうともそれは自然(宇宙)の流れにおいて起こるものであり、そしてそのような流れの中に自分も置かれているのだと感じること、それがすなわち神との繋がりであり、自分との繋がりでもあるということを言っています。要は、何が起ころうと自分も宇宙の一部であり、自分自身を信じることは宇宙を信じることと同じなのだ、ということです。このように表現するととても仰々しいですが、自分の直観を信じるという至ってシンプルなことです。ですが、これが意外と難しかったりするのですね。
日常を過ごしていると様々な情報が入ったり、物事が起きたりするので、心が揺れてなかなか自分の直観を信じるというシンプルなことさえできなくなってしまうということがありがちです。また、自分の直観を信じられないがために、外側に答えを見出そうとしてしまったり変に批判してしまったりということも、自分自身に対する不信感から起きてしまうことです。そしてその不信感は、とどのつまり宇宙との繋がりそのものを疑っていることに他なりません。だからこそ、イークと数字の7はペアになって私たちにその繋がりの大切さを伝えてきているわけです。
いろいろと洞察や分析を重ねることも大切なのですが、この立春の日は少し肩の力を抜いて、それこそイークの示す息吹のように「ふ~っ・・・」と深呼吸でもして、目に止まったものやひらめいたことに注目を払ってください。そして思いついたことをやってみてください。イークは新しい風を起こそうとしています。それはわくわくするようなことかもしれません。なので、気難しく考えず、気楽に自分の直観で遊んでみて下さいね。
立春の2月4日、ひと足早く春の息吹を感じてみようよ、とマヤの暦のイークと数字の7があなたを支援しています。
(次回は2/18です)
(風水優李)
『 マヤン・オラクル―星に還る道― 』
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円
コメントを残す