マヤンオラクルと二十四節気【2012年9月7日(金)】


men_blog.jpg運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-白露(はくろ)-陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin55 スターグリフ:メン 数字:3

二十四節気では今年の9月7日が「白露(はくろ)」に入る日です。白露とは大気が冷えて草の葉などに白く見える露を落とし始めるという意味で、暦上では朝夕がますます涼しくなって秋の気配がひとしお強く感じられるようになる時期のことです。そんな9月7日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin55、「3メン」という日に当たります。3は変化やリズム、メンはヴィジョンを表しているこの日は、「少し先の目標を立ててみよう」とマヤは伝えています。メンは夢やヴィジョンを意味していますが、同時に「奉仕」の意味も持ちます。けれどもこれは他人に対する奉仕ではなく、あなた自身への奉仕という意味です。今、あなたは誰かに奉仕していますか? もちろん助けあって生きて行くのは人として大事なことですから、それならそれで十分よいのですが、必要以上に他人に奉仕しすぎていると、それは依存に変わってきます。

依存は、自立や変化をなくしてそこにただ留まってしまうだけのものになってしまいます。そして、「必要とされるなら…」と求められるがままに奉仕してしまうのもまた、あなた自身をなくしてしまう原因にもなります。あなたにはあなたの目標があってしかるべきです。それに向かって自分にエネルギーを注いであげることで、それに共鳴した人たちが惹きつけられて、あなたは真の奉仕ができるようになります。それは至って自然な動きであり、流れであり、それが数字の3の示すところです。ですから、この日はぜひご自身の少し先の未来へ目を向けて、「何年先はどうしていたいか?」と目標を立ててみて下さい。

もちろん無理のない範囲でよいのです。大それたことを考えなくても、目線を少し上に持って行けばよいだけです。今の自分の状況や環境を、もう少し全体的に捉えてみるのです。そしてその何年か先の未来の自分に向けて、今どっちを向いているか? と確認してみてください。数字の3はリズムを表しますが、これはすなわち流れによって変化することを意味しています。川下りを思い浮かべてみて下さい。あなたは今どこにいるでしょうか? あなたの向かう方向へきちんと流れに乗るために、この日は改めて現在地を確認してみましょう。とりあえずのゴールはどこで、今どこを下っているでしょうか? もし転覆してしまいそうだと感じるようなら、素直に他者に協力を求めて下さい。それもひとつの「流れ」であると知ることが大事なのです。

メンのカードの画像を見て下さい。メンはマヤ語で鷲を意味し、紫は変容を意味しています。鷲は高い位置を飛んで全体を見渡し、獲物を狙います。それと同様に、目先の利益や物事にばかりとらわれずに、少し先のことに意識を向ければ、そこにあなたなりの行き方が見えてくるよ、とマヤは伝えてきているのです。暦の上ではますます秋へ向かっていく頃ですが、よりよい収穫の秋を迎えるために、ぜひ現在地を確認してみてください。白露の9月7日、マヤの暦のメンと数字の3があなたを支援しています。

(次回は9/22です)
風水優李


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