運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-立夏(りっか)-夏の立つがゆへ也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin35 スターグリフ:メン 数字:9
二十四節気では、今年の5月5日が「立夏(りっか)」に入る日です。「立夏」とは、夏の始まりという意味で、暦の上ではこの日から立秋の前日までが夏になります。新緑がますます彩りを増し、夏の気配を感じられるようになってくる、そんな立夏の5月5日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin35、「9メン」という日に当たります。9は大周期、メンは希望やヴィジョンを意味するこの日は、「やりたいことを思い切りやりましょう」とマヤは伝えてきています。至極シンプルなメッセージのようですが、実はかなり実の詰まったメッセージです。と言いますのは、この日のメッセージを直訳すると、希望やヴィジョンをはっきりさせ、それを着実に遂行し、そして完成形までもっていきなさい、ということになるからです。
5月5日は子供の日ですから、例えば遊ぶことをテーマにしたとして、ただやみくもにだらだらと遊ぶのではなく、スポーツをするなら今までの記録を越えるまで頑張ってみるなど、今までよりももっとランクが上のものを狙うということです。
ワンランク上を実感することで、今までよりもさらに視野が広がっていきます。スポーツ選手が新記録を樹立した時の心境は、達成した本人にしか到底味わえないものでしょう。そこには、単に達成した記録のみならず、とても大きな財産を残してくれます。
メンは鷲を意味していますが、鷲は高い地点を飛んで、遥か上空から下を見降ろしています。そうすることで、もっと広い視点から物事を見ることができます。この日のポイントは、グローバルな視点に立って物事を見つめてみるということと、そのために何かひとつの形に仕上げてみるということです。
それにはひとまず何らかの目標を設定してみることをお薦めします。仰々しいことでなくてもいいのです。ほんのささやかな目標でもかまいません。例えば、散歩をするなら距離と時間を設定して、それを達成してみるとか、いつもはファーストフードで済ますところを、ちゃんとしたレストランできちんと食事をしてみるとか、そんなことでもいいのです。
安いもので済ますと、どこか適当に食べてしまうけれど、きちんとしたお店で食事をすれば、その食材がどんなもので出来ているか、どのように食べるとより美味しいか、といったようなことを教えてもらえるなど、例えて言うならそういった発見もあるかもしれないということです。そうしたら、それまでどうでもいいと思っていたようなことでも、改めようという行動に変わるかもしれない…そういう変化を、メンは教えようとしてくれています。
メンはスピリチュアル性の強い性質を持ちますが、こういったごく身近なことから繋がること、そういう日常を日々送ることからでも十分スピリチュアルな日常になるのです。メンは紫色をしていますが、これは変容の炎です。変容というと、どこかガラッと変わってしまうようなイメージがあるかもしれませんが、実は少しずつ燃え始めて少しずつ変わっていくものなのだと、メンは伝えています。
さあ、5月5日の立夏の日を、あなたはどのように過ごしてみますか? マヤの暦のメンと、数字の9があなたを支援しています。
(次回は5/21です)
(風水優李)
『 マヤン・オラクル―星に還る道― 』
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円
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