運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-芒種(ぼうしゅ)-芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也(暦便覧より)<マヤンオラクル>kin221 スターグリフ:イーミッシュ 数字:13
二十四節気では今年の6月5日が「芒種(ぼうしゅ)」に入る日です。芒種の芒(のぎ)とは、稲の穂先のような硬い毛先のことで、芒種とはそういうものがついた穀物の種を蒔く頃という意味です。暦上では種まきの頃ということなのですが、現在では1カ月ほど早まっているようです。そんな芒種の6月5日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin221、「13イーミッシュ」という日に当たります。13は宇宙の連動、イーミッシュは生命の源、原初の母を意味するこの日は、自分の直観や偶然起きることに目を向けようとマヤは伝えてきています。イーミッシュは原初の母を表しますが、これはとうとうと流れる水であり、皆に平等に分け与えられる生命の水でもあります。赤ちゃんが母親からお乳をもらうように、ただ無償に受け取れるものを意味します。そしてこの原初の母から受け取るものはあなたを成長させるものです。
この日は積極的にいくよりも、人の話を聞くとか、あるいは自分の感性に訴えかけてくるものの声に耳を傾ける、目を向ける、つまり受容的でありなさいということです。ただなんとなく気になったものや、頭で考えていたことを今読んでいる本の文面に見つけたり・・・そんなシンクロニシティも楽しんでほしいのです。仮にこの日にシンクロニシティが起きなくても、この日に浮かんだことや気になったことは、そのまま日記に書くなり絵にしてみるなり何かしらの形にしておくことをお薦めします。これは宇宙からのシグナル、そして原初の母からの贈り物である可能性があるからです。つまり、この日浮かんだことが、今後の新しい何かのきっかけを作ってくれるかもしれないということなのですね。
日頃、自分の直観なんて信じないという人もいるかもしれません(いえ、スターピープルの読者の方ならばそんなことはありませんよね?)。直観を信じないという人の多くは、その根源に「自己への不信感」というものが影を潜めている可能性があります。原初の母イーミッシュは、そんな自己不信へも言及します。「もっと自分を信じていいのよ」と。生まれたばかりの赤ちゃんは、目の前のお母さんに全幅の信頼を置いてすやすや眠ったりお乳を飲んだりしますよね。赤ちゃんとそのお母さんは、まるですでに切られているはずのへその緒でいまだつながっているかのように、両者の間に不信など存在しないように見えます。
物質世界になじんでしまった大人は、なかなか目に見えないものを信じようとしませんが、本来はこういった目に見えない繋がりが確かにあるということも知っているはずなのです。それは母親と赤ちゃんだけでなく、宇宙と私たち人間にも同じことが言えます。どうぞ全ては繋がっているということを感じ取ってください。
芒種のこの日、暦上でも種まきの日です。これからすくすくと成長していく種には水が必要ですが、この日はあなたも種になった気持ちで(?)滋養の水を大いに受け取ってください。すぐには芽を出さないかもしれませんが、心動かされることに目を向けることこそ、滋養の水になるのです。そんな芒種の日、マヤの暦のイーミッシュと数字の13があなたを支援しています。
(次回は6/21です)
(風水優李)
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