マヤンオラクルと二十四節気【2012年11月7日(水)】


cib_blog.jpg運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-立冬(りっとう)-冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin116 スターグリフ:キーブ 数字:12

二十四節気では今年の11月7日が「立冬(りっとう)」に入る日です。この日から立春の前日までが暦上では冬になります。日が短くなり、北国や山間部では初雪が降る頃です。そんな11月7日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin116、「12キーブ」という日に当たります。12は複雑な安定を、キーブは直観や内なる導きを意味するこの日は、「どんな時にあってもあなたの本能に従いなさい」と、マヤは伝えてきています。では、本能とは一体どういうものでしょうか?
人の脳はそれまで培ってきた経験や、蓄えてきた知識を記憶して、それに基づいた考えや行動を起こします。それは、もちろんしかるべきことで必要なことなのですが、時としてそれが、あなたの行くべき道を邪魔することがあります。今、情報化社会になって、ネットやTV等の情報網から様々な情報があふれていて、その中には、むろんあなたにとって必要な情報も含まれているでしょう。あるいは知識人や経験者などの講演を聞いたり、セミナーなどからも必要な情報は得られることでしょう。けれども、ひとつ覚えておいていただきたいのは、それらは皆あくまでも「情報」にすぎない、ということです。

その情報が確かに有益だったとしても、果たしてそれが今のあなたに本当に必要な物なのか、ということについては、なかなか判断がつきかねるものでもあります。ですが、立冬のこの日、マヤが最もあなたに伝えたがっていることはただひとつ。「あなたを成長させようとしている情報は、常にあなた自身が持っている」ということです。キーブの絵を見てみてください。渦を巻いた杖のような絵が描かれていますが、これはあなた自身への問いかけの「?」を意味しています。

キーブのカードには「渡し守の杖」という意味も含まれていますが、これはつまり、人生という荒波を進ませる「渡し守の杖」は、あなた自身が操るものだ、ということを伝えているのです。そして、自分自身への問いかけの答えはどこで見出せるのか? というと、なんとなくそんな気がするというような、ふわっとした感覚だったりするのです。あるいは頭ではありえないと考えていても、なぜか気になってしまう、なぜか居心地がいい、というような、理屈では説明できないものだったりするのです。これらを総じて直観と呼んでいますが、これらはある意味、あなたの中の本能がサインを送っているとも言えます。
そして数字の12は「複雑な安定」を意味していますが、これは一見複雑に見えるような状況下であったとしても、それらは常に安定しているということを伝えています。つまり、当事者となって渦に巻き込まれていれば混乱しているように見えますが、一歩外に出れば、それはあなたを成長させようとしている、人生の中のひとつのシチュエーションにすぎない、ということを言っているわけです。

さて、立冬のこの日、どんな状況下においても、あなた自身の内側が訴えていること、心の声というものに焦点を合わせてみてください。あなたの内側の心の声は、常にあなたを守り成長させようとしています。この日はぜひ、その声、直観に従ってみて下さい。マヤの暦のキーブと数字の12があなたを支援しています。
風水優李

(次回は11/22です)


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