マヤンオラクルと二十四節気【2012年3月20日(火)】


Kan_blog.jpg運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-春分(しゅんぶん)-日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin144 スターグリフ:カン 数字:1

二十四節気では今年の3月20日が「春分(しゅんぶん)」に入る日です。この日をはさんで前後7日間が春の彼岸で、太陽が春分点に達し昼夜が等分になる日です。この日を境に昼の時間が長くなっていきます。暦上は春真っ盛りになるのですが、実際はまだ花冷えの日もあるそんな春分の3月20日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin144、「1カン」という日に当たります。1は一体性や新しい始まりを、カンは種を意味するこの日は、ツォルキンでもとても春らしい1日となります。カンのカードを見てください。種が今まさに土に植えられようとしています。この種は可能性という種です。カンは、「さあ、あなたの希望やヴィジョン、夢の種を植えて!」と伝えてきています。前回の啓蟄の日のテーマは「直観」でしたが、必要のない情報や価値観をあなたの直観のもとで精査して取捨選択したら、きっとすっきりシンプルになるはずです。それが春分の日の数字の「1」の表す一体性へ向かわせます。

ここで今一度考えてみてください。あなたの本源とは、どこにあるでしょうか? 誰かがこうしたほうがいいと言ったから、あるいはみんながそうしているから、といったような行為は、あなたの本当にしたいことと一致していますか? あなたは誰かの犠牲になったり利用されたりするために存在しているわけではありません。ただシンプルに、あなたが心から喜ぶことを目指せばいいのです。そしてそれを今ここでひとつに絞る必要もありません。なぜなら、カンは可能性という種。様々な形に変えられる可能性も含んでいるのです。

それなら種を植えるための、目指す完成形に見合った豊かな土壌も用意しなければ、種は植えられないわ! なんて理由をつけて、種を蒔くことを先延ばしにしないでください。そんな心配無用です。この春分の日にとって大切なことは、あなたが可能性という種を蒔くことにあるのです。種を蒔かないことには、芽吹くこともないからです。仮に今望んでいる完成形があったとして、それがこれから先変わってきたとしても、その時その完成形に見合った土壌へ移しかえればいいだけです。

さあ、あなたはどんなことをしているとき、最も生き生きとしているでしょうか? 思い描いてください。ワクワクすることをたくさん思い描いてください。それが、あなたの可能性の種となります。今までやってきたことにつけ足してもいいでしょうし、今やっていることを一旦お休みして新しいことをやってみてもいいでしょう。例えば4月から新しくスタートさせるための準備を、この春分の日に企画立案してみるのもいいですね。今すぐやり始めなくてもいいのです。新しいスタートに向けて準備しましょう、とマヤは背中を押してくれています。

暦上はもうすでに春ですが、この春に向けて何かやってみようかな? と考えてみるだけでも、カンはエネルギーを与えてくれるでしょう。まずはエンジンをかけることです。エンジンをかける前から、目的の場所に着けるかしら? なんて余計なことは考えなくてもいいのです。あの大震災から1年経ちました。春分の日と共に、マヤの暦のカンと数字の1が私たちを支援してくれています。
(次回は4/4です)

風水優李


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