現存する最古の聖書の写しとして有名な、「死海文書」の全編をデジタル撮影し、画像をインターネットで公開するという、イスラエル考古学庁(IAA)と米検索大手グーグルによる共同プロジェクトが発表された。
既にご存知の方も多いかと思いますが、死海文書とは、1947年から1956年にかけて、イスラエルの要塞都市クムラン近郊の洞窟から発見された、約900種類の文書を記録した古文書郡です。1947年に羊飼いが偶然発見し、その後の調査で膨大な量の文章が発掘され、最古のものは紀元前2世紀頃に書かれたと推測されています。
文書には、ヘブライ語の聖書や、ユダヤ教の宗教的文書の写し、十戒の写しなど、貴重な資料が含まれております。
いままでは劣化を防ぐために、展示や撮影が厳しく制限されていた「死海文書」。今回のプロジェクトでは最新技術を駆使し、鮮明な画像がオンライン上で閲覧できるようになる予定。早ければ、数ヵ月後には最初の画像が公開されるとのこと。
以下、このニュースの動画(配信元:CNN / 英語)
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