マヤンオラクルと二十四節気 2013年5月21日(火)

chuen_blog150運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-小満(しょうまん)-万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin51 スターグリフ:チューエン 数字:12

二十四節気では今年の5月21日が「小満(しょうまん)」に入る日です。「小満」とは、陽気がよくなり、草木などの生物が生い茂ってくる時期を指します。夏日も増えてくるそんな小満の5月21日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

 

神聖暦ツォルキンではkin51、「12チューエン」という日に当たります。12は複雑な安定、チューエンは純真さやユーモアを意味するこの日は、「さまざまな人と楽しみを共有してみよう」とマヤは伝えてきています。

例えて言うなら、お祭りやコンサートのようなイベントを楽しむことに適したエネルギーと言えます。ひとりで自分の好きなことに没頭するのではなく、他者と一緒に楽しむということがポイントです。なぜなら、数字の12が「複雑な安定」を意味しているからです。

自分の好きな世界に埋没していくのは簡単なことですが、意見の合わないような他者と一緒に価値観を共有するということは、至難の業です。でも、そこに「ユーモア」というエッセンスを取り入れると、意外と簡単に閉ざされた共有の門が開き、ただのバラバラな集団を一瞬にしてひとつの調和をもたらすと、マヤは伝えてきているのですね。

チューエンはいたずら好きな猿。深刻な顔をしていると、ひょいと足元をすくって転ばせてしまうような、無邪気な子供を表します。そのチューエンは、「笑い」と「ユーモア」は最大のヒーラーだと言っています。ユーモアはどんな人でも心を緩ませてくれますね。がんの治療にお笑いを取り入れている病院もあるくらいです。

小満のこの日、チューエンとペアを組む数字の12は、さまざまな環境下でも調和は成り立つということを伝えています。その手段として、「とりあえず、ちょっといたずらでもして笑いをとってみる?」という具合に、チューエンが無邪気に囁いているというわけです。

まずは肩の力を抜いて、今やっていることを一旦放棄してみてください。そして他の人がやっていることに少し首を突っ込んでみるとか、他の方法も体験してみるのです。一度も一緒に飲みに行ったことのない人たちと飲みに行ってみるとか、行ったことのないイベントに参加してみるとか、普段自分の周りにいないような人たちのなかに、あえて入ってみるのです。

そこではヘンに気を遣いすぎることのないように。批判したり議論するなんてもってのほかです。そういうことが必要な時もありますが、この日はとにかく楽しむこと。それも、「一緒に楽しむ」ということを忘れないでくださいね。

チューエンのカードの絵を見てみてください。どこか「ぷっ!」と笑っているように見えませんか? このマヤンオラクルの創始者アリエルさんは、このチューエンが一番好きだとおっしゃっていましたが、私もこのカードが一番好きです! 深刻になりすぎている人がよくこのカードを引いていますが、そういう時はおそらく「ねえ、難しい顔してないで遊ぼうよ~」なんて背後から囁いているに違いありません。

小満のこの日、ぜひ生活の中に「笑い」を取り入れて、子供のように楽しんでみてください。マヤの暦のチューエンと数字の12があなたを支援しています。

(次回は6/5です)

(風水優李)

マヤン・オラクル―星に還る道―
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円


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