こんにちは、佳岡美歩です。
今回は、埼玉県秩父市にある私の大好きなパワースポット、『三峯神社』をご紹介します。
奥秩父に連なる美しい三つの峰(雲取山・白岩山・妙法ヶ岳)。それらを東南に仰ぐ標高1,100メートルの高みに鎮座する三峯神社は、1900年以上もの昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の平安を祈って『伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)』(国生みのご夫婦神)をお祀りしたのが始まりだといわれる由緒ある神社。最寄りの三峰口駅からバスで50分くらいかかる、山の上の広大なご神域です。火難除け、盗難除けなどの災い除け、良縁を結び願いをかなえてくださる神様として信仰されています。
くねくねの山道を車でぐんぐん登っていくと、美しい山並みが眼下に広がり、そこはもう別世界。ちょっと湿り気を帯びた、ひんやりする山の空気。さすがに標高1000メートルを超えると、爽やかさ、気持ち良さが俗世とはまったく違います。入り口付近で、もう幸福感いっぱいです。
広い駐車場に車を止めて、数分登っていくと、ようやく神社の入り口の大きな白い「三柱鳥居」が見えてきます。お守りするご眷属は、山犬(狼)さん。日本武尊を道案内したお使いの神様で、大口真神(おおくちのまかみ)と呼ばれます。
鳥居横にあるご由緒の看板の上からは、こんなおちゃめな山犬さんが顔をのぞかせています。この他にもあちこちにいろんな山犬さんが居るので、探してみてくださいね。
ご本殿へは、大鳥居からゆったりした坂道を歩いて10分ちょっとくらいでしょうか。雲の上を歩くようなしあわせな心地を「天にも昇る心地」といいますが、言葉通り、そんな感じ。このご神域を歩いているだけで、心地よい霧と神聖な波動につつまれて、どなたかの庇護のもと、別世界にいるようです。ふわふわと支えられているように、身体が軽く感じられます。安心感って、こういうことをいうのでしょう。
200年前に建てられた朱塗りの立派な随身門。中央の額は、畳一畳分もの大きさなのですって。
ご神木である杉の木に守られた拝殿の前にある青銅鳥居。天下泰平、国家安穏とかいてあります。
この辺りは特に身に染みわたるような、厳かな波動に満たされています。鳥居をくぐり、階段をのぼっていくと、身体の中心からじわぁ…と湧き上がる、熱いエネルギーを感じます。階段を一気にのぼるのがもったいない。この幸福感。この感じって『愛』だなぁ。
豪華絢爛、きんきらきんのご拝殿の色彩は、どこか日光東照宮を思われるものがあります。
大きなご神木は、人が手を伸ばして4人くらいでやっと囲めるくらいの太さでしょうか。
『神前にお詣りの後、三度深呼吸をし、神木に手を付いて祈ってください。静かに神木から気をいただき、神木を傷つけないでください』
と記されています。そっと触れてみると、力強く、グングン天に近づけてくださるよう。それでいて、賢い知恵を分け与えてくれて、心が落ち着き、元気になれるのです。
近づくとぽかぽか暖かくなるあの感覚は、どなたでも感じることができるでしょう。
ご神木の皮がはいった『氣』の御守を購入することができますよ。
さて、三峯神社の敷地内にある宿坊「興雲閣」に宿泊したときのことです。その夜、ちょっと不思議な体験をしました。次回はその体験をご紹介いたします。
(つづく)
(佳岡美歩)
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