StarPeople Webをご覧のみなさま、はじめまして。ボディセラピストの西村祐子です。ご縁あってこちらでからだとスピリチュアリティの関係性についての文章を書かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、第1回めは、ボディセラピストとはいったいどういう仕事なのか? というお話。
ボディセラピーとは、からだのセラピー、つまり身体から何らかのよい変化を導きだす手段です。ボディワークともいいますが、ここではボディセラピーに言葉を統一します。通常そういった場合、マッサージを中心とした手技の部分に注目が置かれがちです。
確かに手技はとても大事な要素です。技術の善し悪し、セラピストがからだを熟知しているかどうか、手技に慣れているかどうか、ということは、医者の手術経験にも似て、ある程度は個人の技量と経験によるところもあります。
しかし本当にそれだけなのでしょうか?
オーラリーディングやチャネリングなど、その人に触れることなく、人の状態をチェックし、導いていくワークが多くあります。それはとても微細なエネルギーで行われ、その行為で人は大きく変化していくことがあります。
では、直接ひとのからだに触れるボディセラピーではどうでしょうか?
オーラの状態は変化しない? そんなわけありませんよね。
からだに触れるボディセラピーのほうが、より直接的にその人に”触れて”いくわけですから、その人のエネルギー体にも多くの影響を及ぼすと私は考えています。
ですから、セラピスト自身がボディそのものだけでなく、そのまわりにあるエネルギー体をいかに意識するか、スピリチュアリティといかに繋がりを持つかという視点があるかどうかで、ボディセラピーの質というものが大きく変わってくるはずです。それは単なる技術、手技の問題ではありません。
からだというのは、生きるためにまわりの環境と折り合いをつけながら、受け入れて維持をしているエネルギーの仕組みです。
人は、感情というものを持っています。それは自分の中の魂(スピリチュアリティ)から発せられるものです。からだの異常は、このスピリチュアリティが壊れ、自分の中で折り合いがつかなくなり、そこから発生するのです。
真のボディセラピーとは、その本質を理解した上で、からだをケアすることで、その人のもつ魂を癒す行為です。それはとても神聖でダイナミックな行為なのです。
現在、日本国内には数多くのボディセラピスト(名称はいろいろですが)がいます。
が、からだをケアすることでこころをケアする。そこには人生を変えるほどの変化を促す力さえある。そう思って活動している人はそう多くないかもしれません。しかしまた、受け手側も、まさかマッサージするだけでそんな力があるなんて? という思いもあるでしょう。
からだとこころは同一であり、心のケアを身体からのアプローチで行うことが出来る。
質の高い、真のボディセラピストの仕事とは、からだという物体を使って、精神、魂レベルまでアプローチし、クライアントの持つその人本来の大きな力を取り戻す作業ではないでしょうか。
次回以降、そんなボディセラピーの奥深さをご紹介していきたいと思います。
(西村祐子)
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ボディセラピーについて知りたい方必読!『スターピープル』37号の特集は「ボディワークを極める」。西村祐子さんも誌面に登場しています。
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