マヤンオラクルと二十四節気 2013年9月23日(月)

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運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-秋分(しゅうぶん)-陰陽の中分となれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin176 スターグリフ:キーブ 数字:7

二十四節気では今年の9月23日が「秋分」に入る日です。「秋分」とは、昼夜がほぼ同じになる日で、暑い日が減り、冷気を感じる日が増えてくる頃という意味です。またこの日は、秋彼岸の中日にもあたる日です。

祖先や故人を偲ぶ日でもあるそんな9月23日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?神聖暦ツォルキンではkin176、「7キーブ」という日に当たります。7は神秘の力、キーブは信頼や内なる導きを意味するこの日は、「あなたの本音をぶつけてみましょう」とマヤは伝えています。

キーブは内なる導きに従うことを教えてくれていますが、あなたの心の声、つまり本音の部分をしっかりと自分の中に受け止め、それを現実の中でいかに表現し、あなたのやりやすい環境に変えていけるか?

ということを、マヤは教えています。数字の7は2つの極点と個人の基盤を表していますが、これは2つの異なる視点を巧みに操って、それを自分のベースにしているという意味です。

例えば夢と現実、この2つの間には普通ギャップがあります。夢はそれを追いかけているうちは大きな原動力になり、叶えば達成感や居心地の良さ、夢見心地な気分を味わえますが、一方現実は嫌なこともあったり、なかなか思うようにいかなかったりして、時には挫折感さえ味わいます。

しかし、挫折感があるからこそ実現可能な夢を新たに創りだすことができるし、いい緊張感にも繋がります。夢見心地が続けば、次第に怠惰になり、やがては転落していきます。数字の7の神秘の力というのは、別に特別な超能力を指すものではありません。あなたに備わっている叡智を活かすことであり、すなわちそれはあなたの魂がすでに知っている「あなたが最も幸せになれる夢への地図」でもあるということです。

その地図にアクセスすることを、神秘の力と言うのです。この日重要なことは、なんといってもあなたの本音にアクセスすることです。人には言えないような本音も、決して見逃さないでください。何も耳触りのいい優等生的なものじゃなくてもいいのです。憧れも嫉妬も大切な本音です。

大事なことは、2つの極点を自由に操ること、つまり夢と現実のギャップを埋めることです。何がしたくて何がしたくないか、場合によっては別の方法を思いつくかもしれません。ありのままのあなたの本音を、自分に聞いてみてください。あなたは、本当は何がしたいのでしょうか?どこへ行きたいのでしょうか?

夢が何かもわからないという人でも、まずは本音をぶつけてみるのです。その本音の中に、あなたへの内なる導きが現れています。そして自分の本音が自覚出来たら、それだけでも十分ですが、できればそれを他者に話してみてください。あなたはどんなふうにそれを表現するでしょうか。きちんとあなたの内なる声にアクセスできていれば、どう話せばいいのか、話し方に戸惑いを感じることでしょう。

ちょうど秋分の日は故人に想いを馳せる日でもあります。故人への想いと共に、あなたの内なる声に耳を傾けてみてください。あなたが最も幸せになれる道筋を知っているのは、他でもないあなた自身です。そして、あなたが自分自身を心から信頼していれば、あなたが伝道管になって宇宙に届き、いつでもその恩恵は受けられるということを、キーブは伝えてくれています。9月23日の秋分の日、マヤの暦のキーブと数字の7があなたを支援しています。
(今回で最終回です)

(風水優李)

マヤン・オラクル―星に還る道―
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円


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