運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-夏至(げし)-陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin82 スターグリフ:イーク 数字:4
二十四節気では今年の6月21日が「夏至(げし)」に入る日です。「夏至」とは、1年の中で最も昼が長くなる時期のことですが、ちょうど日本では梅雨真っ盛りの頃。日の長さを実感することは、少ないかもしれません。
今年は例年より雨が少なくて、水不足が少々心配ですが、そんな6月21日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?神聖暦ツォルキンではkin82、「4イーク」という日に当たります。4は計測、イークはスピリットやインスピレーションを意味するこの日は、「あなたが本当に得たいものをはっきりさせよう」とマヤは伝えてきています。イークはスピリット(魂)を意味していますが、これはあなたの「本質」と繋がっています。そしてあなたの本質がどのようなものなのかを、時としてインスピレーションによって知らされることがあります。人はただぼんやりとしている時や、何気なくふと思った時に、こういった情報をもたらされることがあり、時としてそれが非常に重要な情報である場合もあるのだ、ということをイークは教えてくれています。
いろいろと考えすぎて頭が煮詰まってしまっている方、逆に、ルーティンワークばかりで考えることをやめてしまっている方、いないでしょうか?そんな方たちは特に、息抜きして少しぼーっとしてみてください。イークは「風」の意でもありますが、それこそ風に吹かれて、その息吹を感じてみましょう。そんなふうにリラックスした状態になって初めて、あなたは自分の本質と繋がる準備ができるわけです。
この夏至の日は、その何気なく目にしたものや、インスピレーションによってもたらされた感覚をヒントに、あなたが本当に得たいものは何なのか?探ってみてください。そして、抽象的ではなく、できるだけ具体的にしてみることをお薦めします。数字の4は「計測」の光線。これは、形を測って初めて実物の大きさがわかるという、実践と具体性を意味しています。ですから、「はっきりさせる」ということに大きな意味があるのです。
例えば、とりあえず思いつくものをただつらつらと書き出してみる、そこから連想ゲームのように思いつくことをさらに書いてみる、といったように、それこそちょっとした息抜きがてら、遊び半分でもいいのです。そういったところから、例えば今後の方針のヒントが見つかったり、煮詰まっていたことへの新しいアプローチが見えてきたりする、なんてことがあるかもしれません。
この日重要なことは、とにかく「難しく考えないこと」です。息抜きしましょう!それが、あなたのヴィジョンをはっきりさせるスタートになるよ、とマヤは伝えてきています。
このコラムの冒頭で「あなたの本当に得たいものは?」と問いかけましたが、だからといって「う~ん・・?」なんて考えなくていいのです。頭の片隅にポンと置いておくくらいにして、とりあえず「今一番欲しいもの・したいことリスト」なんて作って見ては?そして優先順位をつけてみたり、じゃあそれを手に入れたら次にそれをどうする?と、連想ゲームをしてみるのです。ちょっと楽しくなってきたらしめたものです!この夏至の日に、マヤの暦のイークと数字の4があなたを支援しています。
(次回は7/7です)
(風水優李)
『 マヤン・オラクル―星に還る道― 』
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円
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