スタピ55号「ノンデュアリティ」特集の未掲載原稿を公開!

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スタピ編集部です。

ご好評いただいている「スターピープル」55号の中から、誌面に掲載しきれなかったインタビュー原稿をご紹介いたします!

今回は、「ノンデュアリティ(非二元)」特集の中から、
ベルギー在住の覚者、ヤン・ケルスショットさんのインタビューをお届けします♪

『ホームには誰もいない』(ナチュラルスピリット)という本の著者であるヤンさんは、すべての人はホームに招かれていると言います。

ホームとは、故郷であり源、無限で非人格的な本質を指しています。

▼ヤンさんインタビュー(本誌未掲載分)
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――「ホーム」に還ったあと、変化はありましたか?

ヤン 私は、人間として「ホーム」に帰ったとは言いません。私が所有するものは何もないのです。私は人として帰ってはいません。ホームに帰ったのは私ではないのです。

本や講話で話しているのは、どこそこに帰ったということではありません。私がもっている才能でもなく、それは、私という存在なのです。それは、はじまりもなく、何者も遮断せず、何か特定の状態を保証するものでもありません。ただ、探究が終わるだけです。

探究者は死にますが、生物としての機能は最も自然な形で働き続けます。探究は、あなたの選択で終わるわけでも、すべてをわかったと思ったから終わるわけでもありません。それは、いわば恩寵です。突然、すべてがクリアで明らかになります。これに関するすべての質問がやみます。

それ以外は、人生に変わりはありません。外側の変化はほとんどありません。靴の中に石ころが入っていて、それを取り出したら、より自然に歩けると思いますが、端から見れば、誰もそのことには気づきません。変化は、探究のレベルが変わるというもので、主に内側のものです。

――マインドについて教えてください。

ヤン マインドは非二元を好みません。マインドは、二つに切り裂くナイフのようなものです。しかし、手にナイフをもっていたら、無限なるものに気づくことはできません。

人間のマインドは、左と右、高いと低い、過去と未来、ポジティブとネガティブの差に気づくことが好きです。しかし、それらは単にその肩書きだけで、これらはその人もしくは物の“本当”の質ではありません。評論家の脳の中で現れては消える、単なる思考です。

しかし、この“あるがまま”、この“存在(Beingness)”は、概念によって作られた世界と並んで存在するのではなく、それよりずっと“大きい”のです。言い換えると、非二元は、二元よりもずっと幅があるのです。

二元は、無限の中に存在する小さな概念的な部分です。そして、有限は無限に到達し、それを理解することはできません。探究者のマインドは、無限を理解するのには小さすぎます。できることと言ったら、無限を概念に当てはめることです。

二元を「視点X」、非二元を「視点Y」としましょう。Xの視点によると、分離が存在し、個々人は時間と空間、そして思考の制約を受けます。Yの視点からみると、ワンネスしか存在しません。“存在”しかないのです。それ以外はなく、すでに全員が目覚めています。

しかし、Xの視点からだと、Yの視点を理解することは不可能です。マインドが“存在”を理解することは不可能です。ただ、そうあることしかできません。それを理解はできません。“存在”の視点からすると(もちろん、こういう視点があるわけではないのですが)、“存在”しかありません。すべてが光で、目覚めていないものは存在しません。言い換えると、誰も排除されていないのです。

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「“存在”しかない」とは、どういうことなのか?

私たちの本質とは何なのか?

言葉だけでなく、ノンデュアリティを体感してみたいという方には、
ヤン・ケルスショットさんの来日セミナー、ワークショップがおすすめです!

「マインドの領域を超えたエネルギーのコミュニケーションは、
言葉で話すことよりもはるかに重要です」とヤンさん。
マインドの理解力では及ばない、別のレベルで何かが起こるかもしれません!

みなさまのご参加をお待ちしております♪

▼詳細、お申し込みは下記からどうぞ
http://www.naturalspirit.co.jp/workshop/Jankersschot/jankersschot2015.html

★ヤン・ケルスショットさんプロフィール

ベルギーのアントワープ大学で医学を学び、1986年より自然医学を実践。7歳の時に「もし自分がいなければどうなっていただろう?」との疑問を持ち、それが後に究極の真理の追究へと繋がる。スピリチュアリティと哲学に常に関心を持ち、やがて禅仏教、タントラ、アドヴァイタ・ヴェーダーンタなど東洋の伝統に到達。東洋の叡智の真髄を追求しながらそれを西洋のライフスタイルに調和させることが彼のスピリチュアル探究の礎を成している。トニー・パーソンズとの出会いにより、探究は終焉を迎えた。

▼ヤンさんの記事が掲載されているスタピ55号、電子版が好評発売中!
(紙の雑誌はおかげさまで在庫切れとなっております)

電子版のご購入は下記「fujisan.co.jp」からどうぞ♪
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