マヤンオラクルと二十四節気 2013年6月5日(水)

cimi_blog150運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-芒種(ぼうしゅ)-芒ある穀類、稼種する時也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin66 スターグリフ:キーミー 数字:1

二十四節気では今年の6月5日が「芒種(ぼうしゅ)」に入る日です。「芒種」とは、簡単に言えば種蒔きの時期を指します。芒(のぎ)とは硬い毛のある穂先のことで、「芒ある穀類」とは、つまりは稲のことです。西日本は梅雨入りの時期でもあります。つい先日関東地方まで梅雨入りしまして、暦よりも少し早いペースで梅雨シーズンを迎えたばかりの6月5日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin66、「1キーミー」という日に当たります。1は一体性、キーミーは謙虚さや、ゆだねることを意味するこの日は、ひと言で言うなら、「刷新しよう」とマヤは伝えてきています。キーミーは過去の清算を意味しています。執着したりコントロールしようとしたりすることから手を引いて、宇宙の生み出す自然な流れに身をゆだねよと言っています。そして数字の1は新しい始まりを表します。これまでさまざまな脚色をされてきたかもしれない人生や自分自身を、今一度シンプルな自分自身に戻してみようということです。

6月5日の種蒔きの日に、言ってみれば、新しい種を植えるための土壌を整えようというところでしょうか。原点に帰る日とも言えるでしょう。例えばあなたは、自分が外からどう見られているか気になりますか? あるいは、外から見られている自分と本当の自分は一致していますか? あえて外の自分と本当の自分とを変えているとしても、この日はそういったことを取っ払って、「素」の自分でいてほしいのです。

日本人は綺麗好きですから、毎日お風呂に入っている方は多いでしょう。身体は毎日素に戻しているのに、心のなかはどうでしょうか? ほったらかし状態ではないでしょうか? 心の状態は目には見えません。だからこそ、心のなかも素に戻す時間が必要だと、マヤは教えてくれています。今一度、自分の在り方を素に戻してみてください。あなたはどう在りたいですか? 人から言われるあなたの姿は、ただ目に見えている姿を言っているにすぎません。

例えば聖人君子のように、いつ何どきも善人で在りたいと思っていたとしても、人の心は善と悪とで出来ているのが普通です。頼まれたら嫌と言えずいつも引き受けてしまう自分を、他人はいい人と言うかもしれませんが、本人は実は苦痛だと思っていることだってあります。けれども、いい人と言われ続けたいがために、「こうあるべき」と勝手に自分で烙印を押して、無理やり納得させている場合だってあるのです。

これはほんの一例ですが、外から見られる自分を演じている、こうでないと! と思い込んでいるなど、何かしらの衣を着ているかもしれません。しかし、です。もし仮に周りの目が一切なくなったとしたら、あなたはどんな自分が一番自分らしいか、分かっているでしょうか? そんな問いかけを、この日マヤは伝えてきています。

心から自分はこう在りたいと思う時、外から見える自分の評価や、外から言われることなどどうでもよくなるものです。そこには自分に対する「誇り」が存在するからです。この「芒種」の種蒔きの日に、ぜひシンプルな自分に戻って、原点に帰るつもりで自分自身の刷新を試みてください。マヤの暦のキーミーと数字の1があなたを支援しています。

(次回は6/21です)

(風水優李)

マヤン・オラクル―星に還る道―
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です