今回は、『スターピープル 46号』 発売に合わせて、
丹波-浪速 道氏が現代YOSAKOIの母・國友須賀 秘話を書いてくれました。
最近は夕方を過ぎればめっきりと涼しくなりましたね。
毎年の夏のビッグイベントの一つ、高知県のよさこい祭りも大盛況で幕を閉じました。
『スターピープル 46号』では、よさこい祭りに革新的な振付を施したことで日本全国に拡がった『現代YOSAKOI』の産みの親、國友須賀さん(故人)の跡を受け継いでいらっしゃる國友悠一郎さんを取材させて頂きました。
國友須賀さんは、その世界では知らない人がいないと言われるほどの存在です。
昔ながらのよさこい踊りを現代風にアレンジしたことで、当時のダンスブームの後押しの波にも乗りながら、若者を中心に全国的なムーブメントを巻き起こしたのです。
しかし、一方では一部の人たちから『あんたら、伝統を壊したな!』と石を投げられる事もありました。
IZANAI(國友須賀さんを通して生まれたオリジナルの踊りと概念)が拡がる過程でそれこそ様々な試練がありました。時折り沸き起こる、踊りという活動への虚しさ、侘しさ….。自問自答する毎日….。
須賀さんがある日、よさこいの指導で村を訪れました。
仕事を終えて就寝していた時のこと。
深夜、彼女の枕元に白いヒゲのお爺さんが現れるや、次のように言いました。
『この世の三無、無気力・無感動・無責任。これを踊りで正せよ~!』
彼女は『私には地位も名誉も力もないです!』と返答しました。
再度、白ヒゲのお爺さんは『踊りで正せよ~~!!』と繰り返しました。
その時、須賀さんは心の中で強く自分自身に誓ったのです。
『わかりました!わかりました!私が今まで体験したこと、あなたが伝えてくれたこと、全部わかりましたので、私はやらせて頂きます!』
この体験が転機となり須賀さんは大きく変容し、IZANAIも進化をしていくのです。
2011年6月1日
須賀さんは天界へと旅立っていきました……。
今も彼女が白ヒゲのお爺さんと約束したあの夜の誓いは、着実に受け継がれています。
『踊りを道具として、この世の無気力・無感動・無責任を変革していく』
この祈りを原点として。
次の世代の幸せにつながっていきますように。
『良い世よ来い』 『わたしたちはひとつ』の想いを込めて。
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時空の仕組みを解き明かし、宇宙意識をひらく悟り系マガジン
『スターピープル 46号』
1,575円(税込)
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