運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。
<二十四節気>-立秋(りっしゅう)-初めて秋の気立つがゆへなれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin129 スターグリフ:ムールク 数字:12
二十四節気では今年の8月7日が「立秋」に入る日です。
「立秋」とは、秋の始まりの日のことで、この日から立冬の前日までが秋ということになるわけですが、
実際には、そろそろ暑さも峠に差し掛かってくる頃でしょうか。
暦上はもう秋に入るという8月7日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?
神聖暦ツォルキンではkin129、「12ムールク」という日に当たります。
12は複雑な安定、ムールクはサインや兆候を意味するこの日は、「どのような変化の流れの中にあっても、自分を見失わないように」とマヤは伝えています。今、世の中全体が、あらゆる部分において今までとは違う流れに移行しようとしています。
それまでよしとしていたものが、逆転して否定されるようになったり、あるいはこれまでのやり方ではもう通用しなくなってきたので、違う視点で考えないと前に進めない状況になったり・・といったように、予測不能なことが起こる可能性もあるわけです。そのような流れの中、今までのやり方だけは守りたい、というように保守を貫くのがよいのか、はたまた、変化に応じて新たなやり方や方向性を模索するのが良いのか?あなただったら、どのような選択をするでしょうか?
立秋のこの日、マヤが伝えていることで最も重要なことは、どんな時にあっても、あなたの本質が訴えかけていることを信じよ、ということです。自分の本質を信じるということは、簡単に言えば自分自身を大切にするということです。こういった場合、頭で考えるのではなく、自分の肌で、感覚で感じ取ったことを大切にすることが最も重要なこと。やはりなんといっても、感覚で感じ取るものほど正直なものはありません。
女性には割とよくあることだと思うのですが、例えばどうしても生理的に受け付けない人がいる、というもの。これは、例えその人が悪い人ではなくても、なんとなく近づけない、あるいは良い人なんだけど、どうしても恋愛対象にはなれないなど・・・むろん、このような場合、なぜ嫌なのかと問われても、「よくわからないんだけど、嫌なんです・・・・」としか答えられなかったりします。
一説には、自分と近いDNAの持ち主だと、生理的に嫌悪感を抱いてしまうということがあるらしいですが、それにしたって、やはりある意味「本能」が訴えていることには違いないわけです。ただのわがまま、と言われてしまうこともあるかもしれません。しかしながら、何故と言われても理由の説明のしようがない、ということほど、意外と重要なサインだったりするのです。
この立秋の日、「何故?」ということは考えなくてけっこうです。ただ静かに、一人になる時間を作って瞑想でもしてみてください。そして自分自身の感覚を研ぎ澄ましてください。ムールクのカードは淡いピンクと、黒の2色でできています。淡いピンクは優しい女性性を示し、黒は静寂を示しています。
静寂の中で、優しく穏やかな心でもって受容すること・・それによってもたらされる直観や体感。それらが訴えていることをただ受け止めてみましょう。それが、変化の流れの中にあって、自分を見失わない唯一の方法だと、マヤは教えてくれています。
8月7日の立秋の日、マヤの暦のムールクと数字の12があなたを支援しています。
(次回は8/23です)
(風水優李)
『 マヤン・オラクル―星に還る道― 』
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円
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