マヤンオラクルと二十四節気 2013年7月7日(日)

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運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-小暑(しょうしょ)-大暑来れる前なれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin98 スターグリフ:エツナブ 数字:7

二十四節気では今年の7月7日が「小暑(しょうしょ)」に入る日です。「小暑」とは、梅雨明けが近くなり、本格的な暑さがやってくる頃のことです。ちょうど七夕でもある7月7日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin98、「7エツナブ」という日に当たります。7は神秘の力、エツナブは鏡の間を意味するこの日は、「自分の価値とはどんなものか?自分自身の通信簿をつけてみよう」とマヤは伝えてきています。エツナブは鏡の間を意味していますが、これは自分を映す鏡です。鏡の間とは、鏡に囲まれた部屋で、映し出されている自分だけをよく見つめる、つまり自分の内面を正面から見極めるということを意味しています。

外から見られている自分と、自分の目で見ている自分は案外違うものです。そこで重要なことは、「正面から」自分を見る、ということです。正面からということは、良いところも悪いところも、きちんと自己評価するということ。ネガティブに自己評価を下げるのでもなく、過剰に高評価するのでもない、等身大の自分を全て見るという、とてもシビアな作業です。見たくないところを直視しなければならない、辛い作業とも言えるかもしれません。けれどもこうして自分自身と向き合い、等身大の自分がどんなものかを認識することで、返って楽になることもあります。

期待に応えられないことにムリに応じる必要などない、自分にできることを精いっぱいやればいいのだということが、次第にわかってくるでしょう。また、本当ならできるはずのことを、少しの勇気を出せばできるのではないかと思えてくるかもしれません。それは最終的に、あなたがこれまでどんなことをして、どんなことを積み上げてきたのかということをしっかり認識することになります。そうして現在の自分の姿が見えてくるのです。そして数字の7は神秘の力を意味していますが、これは天から備えられた天性の力、あなたの生まれ持った力を信じよということです。

自分のこれまでの経験値がいかなるもので、自分に何ができるのか?それをしっかり認識することが、この日の重要なテーマです。自分の持って生まれた能力とは、いったいどんなものか?それをどうやったら最大限に発揮できるか?今までそれが発揮できてきたか?どうぞこの日は、そういった過去を振り返りつつ、自分自身の内面と向き合ってみてください。それが、あなた自身の「通信簿」となるでしょう。

今までの通信簿は外からの評価でしかありませんでした。この日は、自分で自分の通信簿をつけてみてください。数字の7は、外からの評価にばかり気を取られないように、という警告もしています。そればかりを気にしていると、自分の力を信じずに、外の力を信じるようになってしまうからです。外の力ばかりを信じるようになると、それらに振り回されるだけになってしまいます。

あなたにはあなたの持って生まれた能力があります。もちろん弱点もあるでしょう。それをどのように補って最大限に能力を発揮できるか、今一度振り返ってみてくださいね。そして、自分の持てる能力をぜひ信じてあげてください。この小暑、七夕でもあるこの日に、マヤの暦のエツナブと数字の7があなたを支援しています。

(次回は7/23です)

(風水優李)

マヤン・オラクル―星に還る道―
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円


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