マヤンオラクルと二十四節気 2013年4月20日(土)

Ahau_blog150運命鑑定・占術研究家の風水優李先生がマヤンオラクルで視る二十四節気。

<二十四節気>-穀雨(こくう)-春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧より)
<マヤンオラクル>kin20 スターグリフ:アハウ 数字:7

二十四節気では今年の4月20日が「穀雨(こくう)」に入る日です。「穀雨」とは五穀を潤す雨が降るという意味で、準備の整った田畑に春の柔らかい雨が降り、穀物を育てる時期に入るということです。そんな生命力溢れる穀雨の4月20日、古代マヤの伝統暦ではどんな日になるでしょうか?

神聖暦ツォルキンではkin20、「7 アハウ」という日に当たります。7は神秘の力、アハウは一体性や無条件の愛を意味するこの日は、「思い込みの枠を一度外してみよう」とマヤは伝えてきています。4月20日の「穀雨」は恵みの雨の意ですが、マヤのアハウは慈愛の太陽を意味しています。万物を平等に照らす太陽です。そして数字の7が示すのは、神を信じる心、そしてそこから生まれる力です。

人間は誰しも平等だと偉人の方々が言われても、実際には億万長者もいれば、食べるものもろくになく、明日をも無事生きられるかわからないというような方たちもいます。世界は広いし、太陽だって陰日向を作る、ちっとも平等などではない、と思われるかもしれません。けれどもそれは視点が局地的だからそう見えるのであって、宇宙的な視点から見れば太陽は地球の遥か彼方にあり、そこから広く大きな光を地球に送っているのです。地理的に陰日向はできても地球に向けられた光は地球全体を包んでいるわけです。

もし今のあなたが、現在の自分の置かれている状況に関して平等ではないと感じているのでしたら、今の立ち位置から一歩でも二歩でも外れてみてください。今の立ち位置だから影が出来ているのであって、少しズレたら陽が当たるかもしれません。影に邪魔されていると感じているのは、視点がひとつに絞られているだけだからかもしれないのです。

また、「私はこれには向いていない」とか「これは絶対できない」というような判断も、単なる思い込みにすぎないかもしれません。もしかしたら短期的にはできなくても、長期的にチャレンジしてみたら意外と思わぬ成果が出せるかもしれないというような、そういった未知の可能性を信じてみてほしい日なのですね。

この日重要なことは、物事をひとつの方向のみに決めつけないということです。「絶対○○だ」という「絶対」を外してみることです。誰が絶対だと決めたのでしょう? そう、それはあなた自身かもしれないのです。決めつけることでそれ以上考えることを放棄し、楽になりたいだけなのかもしれないのです。

穀雨のこの日、穀物には恵みの雨が降り、成長していく時期に入ります。ですから、私たちは私たち自身にも恵みの雨と、そして慈愛の太陽の光を受け入れてください。あなたが神様から授けられたあなた自身の力を信じることこそ、恵みの雨になり、慈愛の太陽の光となるのです。自分の無意識の否定から自由になりましょう。

そこでこの日お勧めするのは、トリックアートのようなものに触れてみることです。自分には花瓶にしか見えない影絵も、別の人は人間の横顔に見えるという有名な図柄がありますね。各地にトリックアート美術館というのもあります。

ぜひ穀雨のこの日は視点を変える楽しみを味わって、今までと違った感覚、知らなかった自分を見つけてみてくださいね。4月20日、マヤの暦のアハウと数字の7があなたを支援しています。

(次回は5/5です)

風水優李

マヤン・オラクル―星に還る道―
マヤンオラクル アリエル・スピルスバリー &マイケル・ブライナー 著
鏡見沙椰 訳 定価 4,725円


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